
両試合とも4アシストを記録するが満足せず
8月13日と14日で行われた韓国との強化試合『三井不動産カップ2026(東京大会)』は、女子日本代表が第1戦を開始から圧倒して77-59で勝利。第2戦は逆に追い上げる展開となるが、田中こころが終了間際に逆転3ポイントシュートを沈めて78-77で勝利し、2連勝で終えた。
第2戦は劇的な逆転勝利だったこともあり会場は大歓声に包まれた。チームも喜びを爆発させる中、複雑な心境を抱えていた人物がいる。「2日間とも情けないプレーしかしていないのでもっと練習します。すみません」と、試合後のフラッシュインタビューで頭を下げた町田瑠唯だ。
町田は『FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026』に向けたトレーニングキャンプで第2次強化合宿まで参加していたが、6月18日にコンディション不良のため離脱。およそ1カ月後に行われた第3次強化合宿から復帰して、この大会を迎えた。第1戦で2得点2リバウンド4アシスト、第2戦では4リバウンド4アシストを記録したが無得点に終わり、満足のいくパフォーマンスができなかった。
コーリー・ゲインズヘッドコーチは町田に関してこのように見ていた。「瑠唯はチームを離れていて、この2試合は1カ月ぶりの実戦の場でした。練習では焦らせず、時間をかけて徐々に試合感覚を戻させていきました。最初は接触のないドリルから始め、韓国戦の直前になって接触のある練習へと段階を上げていったので、少し試合勘が鈍っているだろうということは分かっていました」
さらに第1戦のシュートアテンプトが1本だった町田に対して、ゲインズヘッドコーチは意図的に本数を増やすよう指示をしたと言う。「彼女が本来のリズムを取り戻せるような状況を作ろうとしました。試合勘を取り戻すまで時間はかかりますが、彼女はワールドカップまでに間違いなく準備を整えてくれます。全く心配していません」
町田は今回の2試合をあらためて振り返り、「正直、本当に全然できていなかったです。パフォーマンスも上げられず、ケガせず試合を終えたことが唯一良かったことで、それ以外のことに関してはあまり良いことはないと思います」と辛口評価だ。それでも両試合を通じて4アシストを挙げた通り、味方を生かすプレーは健在だった。第2戦では素早いボール運びから前線を走っていた薮未奈海の3ポイントシュートに繋げると、宮澤夕貴とのピック&ロールからアシストを供給。富士通レッドウェーブでともにプレーする林咲希のコーナースリーもお膳立てし、持ち味であるアシスト力の高さを見せつけた。
同じポイントガードでもエーシズでプレーする山本麻衣、第2戦で逆転シュートを決めた田中こころとはタイプが違う。町田に求められるのは、試合の流れを日本に引き寄せるプレーメークだ。だからこそ「スタッツはあまり気にしていない」と前置きをしつつ、「ゲームの流れをどれだけ持って行けるか。そこは自分がやっていかなきゃいけないところで、ペースも作れなかったですし、良いゲームメークもできなかった」と、やりきれない思いを吐露した。
ゲインズヘッドコーチは「山本が合流すれば瑠唯へのプレッシャーも和らぐ」と話すが、逆も然りである。試合勘を取り戻し、これから9月に行われる本大会に向けてパフォーマンスを向上させることができれば、山本と田中の爆発力を支える重要なコンダクターとなるはずだ。
見えてます👀
— バスケットボール日本代表 (@JAPAN_JBA) August 14, 2026
町田瑠唯のアシストから林咲希が仕留める🎯@machirui @rmshjx7kiki
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