河村勇輝

「ベストメンバーで試合に臨めることがすごくうれしい」

男子日本代表は8月31日に行われる『FIBAワールドカップ2027アジア予選』Window4のカタール戦に向けて、15日と16日で韓国代表と強化試合を行う。

今回の代表メンバーは伊藤拓摩強化委員長が『最強の布陣』と語るように、パリオリンピック以来となる約2年ぶりの代表復帰を果たした八村塁と河村勇輝が名を連ねた。河村はパリオリンピック後、NBAに本格的にチャレンジし、グリズリーズ、ブルズで契約を勝ち取り、着実にステップアップを果たしてきた。今オフは再びサマーリーグから挑戦して現地8月9日にクリッパーズとエグジビット10契約を結んだばかりとNBAの挑戦はまだまだ続く。

河村と八村が合流して2日間しか練習を行えていないが、コーチングスタッフも様変わりした日本代表チームの印象についてこう語る。「練習をやってみて特にディフェンスのところがより細かくなったという印象です。トム(ホーバス前ヘッドコーチ)さんの時は、よりオーソドックスな形でのディフェンスが多かったですが、今回はかなり綿密に行なっているという印象があります。まだ2日間しか練習をしていませんが、その2日間だけでもディフェンスのルールがしっかりとしているなと感じています」

渡邊雄太がコンディション不良で今回の韓国戦には出場しない予定となっているが、今回のメンバー構成について「日本のベストメンバーでプレーできることは、本当になかなか無いことだと思っているので、このメンバーで試合に臨めることをすごくうれしく思っています」と期待をあらわにしている。もちろん、ベストに近いメンバーが揃ったからといって物事がすべて上手くいくわけではない。その点についても河村は「なかなか上手くいかないことがコートの中で出てくると思いますが、試合の中でしっかりとアジャストすること重要です。強化試合ですがその中で、カタール戦に繋がるような試合にできるようにしたいです」と気を引き締める。

そして自身の役割についても言及した。「コートの中には、たくさんスコアできる選手がいるので、その選手たちがベストなパフォーマンスを出せるように、ポイントガードとしてコントロールしていきたいです。その中で、チームにとって僕のスコアが必要になった時は常に取れる準備はしたいと思っています」

パリオリンピックから2年の月日が流れ、日本代表は進化を続けてきた。ここに河村が加入することで、どのような化学変化が生じるのか期待がかかる。河村も「どれぐらい日本代表のレベルが上がったのか、この韓国戦で感じたいと思います」と期待に胸を膨らませた。明日から始まる韓国との2連戦で日本の現在地が知れるはずだ。