宮澤夕貴

3ポイント21本、ゲインズHC「ペースが遅くて本数が足りていない」

8月13日、女子日本代表は『三井不動産カップ2026』で韓国代表との初戦を77-59で勝利した。

日本は第1クォーターにディフェンスからリズムをつかむと、このクォーターだけでターンオーバーからの得点は7を記録し、さらにセカンドチャンスポイントも7得点と、球際の激しさで韓国を上回ることで25-8といきなりのビッグランに成功。その後、第3クォーター終盤に7点差まで詰められる場面もあったが、ディフェンスの強度を維持することで反撃を抑え、そのまま逃げ切った。

9月の『FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026』で対戦する国は、どこも日本よりサイズが大きい。いかにリバウンドを取り切れるかが重要となるが、この試合の日本はオフェンスリバウンドで14-6、全体でも39-28と相手を大きく上回った。

ただ、チームリーダーの宮澤夕貴は「リバウンドに関しては相手がそこまで高くなかったこともあります」と語り、まだまだ改善すべき点はあると続ける。

「今までよりちゃんと取れている感じはあります。でも、(ワールドカップのグループフェーズで対戦する)ドイツやスペインを相手に、今のままでリバウンドを取れるかと言ったら、多分そうではない。いかに1本でも多くマイボールにできるのか、もっと突き詰めていかないと通用しないと思います」

また、この試合でリバウンドとともに印象的な数字を残したのが3ポイントシュートとペイント内得点だ。3ポイントシュート成功率は42.9%と高水準だったが、試投数は21本に留まった。一方でサイズ、フィジカルのアドバンテージを生かし、ゴール下への効果的なアタックができペイント内の得点で34-20と大きく上回った。

的確なシュートセレクションができていたとも見えるが、コーリー・ゲインズヘッドコーチは、「もっと3ポイントを打つ必要がありました」と反省を口にする。「今日はペースが遅くて、本数が足りなかったです。まだ、映像を見返していないですが、おそらく7本、8本くらいは打つべき3ポイントを打てていなかった。私たちは1試合平均で36本の3ポイントを打っています。平均を大きく下回るということは、ハーフコートオフェンスが増えてスローダウンしてしまう。それは私が求める日本のスタイルではないです」

宮澤夕貴

「打たないでパスファーストになっていた場面が結構あった」

ただ、同時に指揮官は「インサイドに切れ込むのは間違っていないです。3ポイントと両方をこなすことが重要です」と、ペイントアタックの判断は正しかったと続ける。宮澤もシュートセレクションについては良い部分と修正すべき点があったと考えている。

「今日、韓国はスイッチディフェンスを頻繁にしてきました。スイッチをされると3ポイントを打つのが難しくなります。そこで(アタックして)2点を取りに行かないと、簡単に守れてしまいます。その面で2点が多いのは相手のディフェンスにアジャストできた証拠だと思います。ただ、コーリーからも『もう少し、3ポイントを打てるよね』という話しはありました。打たないでパスファーストになっていた場面が結構あったと、私自身も感じています」

今回の韓国との2試合は、ワールドカップ本大会に向けた数少ない実戦の機会。これまでの強化合宿で取り組んできたことを、どれだけ遂行できるかをチェックできる貴重な場となる。初戦の手応えを宮澤はこう振り返る。

「オフェンスでは、今までやってきたことができたと思えた部分もありました。詳しくは言えないですが、ディフェンスに関してもそういう部分はありました。ただ、韓国のカッティングが上手で自分たちがアジャストすることができず、やりたいディフェンスが今日はできなかったです」

本日の第2戦はペイントアタックを継続していく中でも打つべきタイミングでしっかり3ポイントシュートを打ち切ってペースを上げる。ディフェンスでは相手のカッティングにいかに対応できるかが、大きなテーマとなる。