
山﨑一渉と高校以来の共闘「一緒にプレーすることは感慨深い」
男子日本代表は8月9日と10日に『日本生命カップ2026(佐賀大会)』でモンゴル代表と対戦する。この連戦は、『第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)』に向けた強化試合の一環だ。
出場メンバーの多くはこれからA代表に絡んでいくことが期待される若手選手たちで、川崎ブレイブサンダースの山内ジャヘル琉人もその一人だ。昨シーズンの山内はルーキーながら44試合に出場し、平均16分53秒のプレータイムで5.4得点、2.0リバウンドを記録した。リーグ下位に沈んだ川崎は、今シーズンの巻き返しを図るために、男子日本代表の桶谷大ヘッドコーチを新指揮官に招聘。彼の手腕でチームの躍進を図り、山内はその指導の下で2年目のブレイクが待たれる有望株だ。
6月のディベロップメントキャンプに続く代表活動となる山内は、前回の合宿で得た収穫をこう振り返る。「ディフェンスでは声出し、ポジショニングをしっかりとする。オフェンスではハイグラス(ボードの高い部分)を使ってシュートを打つことです。レベルが高くなればなるほど、高い技術が求められるので、細かいところに集中してやり続けないといけないです」
山内の魅力は、豪快なダンクに持ち込めるフィジカルを生かした力強いドライブだ。代表活動でも、この持ち味を前面に押し出すことを大切にしている。「なぜ呼ばれたのかと言えば、それは他の選手にはない自分が長けているところを評価されているからだと思います。『弱みをいかに隠すか』を考えるよりまずは、『強みをしっかりとコートで表現して』自分がこのチームでできることを証明することが大事だと思います」
このモンゴルとの2試合でハイパフォーマンスを見せれば、今月末に開催される『FIBAワールドカップ2027アジア予選』Window4に向けた強化合宿に追加招集される可能性もある。だが、山内は「あまり意識はしていないです」と語る。そこには、自身が大切にするスタイルがある。「まずは目の前の試合、モンゴル戦で自分たちのやってきたことを一人ひとりが出して、しっかりと勝つことが大事だと思います。マインドが先に行ってしまうのは良くないので、しっかり目の前の試合に集中しています」
今回のメンバーには仙台大学付属明成で1学年下の山﨑一渉もいる。優勝した高校3年時のウインターカップ以来となる共闘に「そんなに意識はしていないですが、彼と高校ぶりに一緒にプレーすることは感慨深いです。彼もレベルアップしているので、お互いに代表の勝利に貢献したいです」と語るとともに、強い母校愛も見せる。「明成でプレーしたからこそ、今この場にいることができています。明成の代表という意識も持っているので恥となるような酷いプレーは見せられないです。しっかりとした姿を見せたいです」
今回の強化試合では、タイムシェアで各選手にしっかりとプレータイムが与えられることが予想され、同じポジションには高島紳司や津屋一球といった3&Dタイプの選手が選出されている。山内が豪快なドライブを繰り出すスラッシャーとして、他の選手にはない個性をどこまで発揮できるのか注目だ。