「まず3ポイントとディフェンスを役割として頑張っていきたい」
男子日本代表は8月9日、10日とモンゴル代表と『日本生命カップ2026(佐賀大会』を行う。この2試合は『第20回アジア競技大会』の向けた強化の場となるが、三谷桂司朗と金近廉が故障で不参加となったことで追加招集されたのが明治大4年の武藤俊太朗だ。
開志国際3年時に中心選手としてウインターカップ優勝を達成した武藤は、2022年にU17ワールトカップ、2023年にU19ワールドカップに出場。大学でも世代屈指の選手として活躍を続け、6月上旬のデベロップメントキャンプにも参加している有望株だ。
すでにアジア競技大会のメンバーは発表されており、武藤の名前はそこにはない。「いろいろな感情があります」と本人が吐露したように他の選手たちとは状況が違う中でプレーすることになる。ただ、それでも日本代表のユニフォームでプレーすることへの誇りを胸に、自身の力を証明できる貴重な機会としてモチベーションを高めている。
「(代表でプレーすることは)うれしいですし、日本を背負うことへの緊張、責任を感じています。そして自分は来年のBリーグドラフトを控えているので、そこへのアピールにも繋がります。今回、日本の大学生でプレーできるのは自分しかいないので、そのチャンスをしっかりと生かしたいです」
武藤といえば高校時代からファンダメンタルの高さを生かした器用さ、バスケットボールIQの高さでかゆいところに手が届く気の利いたプレーができるオールラウンダーとして名を馳せていた。ただ、代表では「(オールラウンダーの部分は)もちろん見せたいですが、代表ではまず3ポイントとディフェンスを役割として頑張っていきたいです」と語る。
デベロップメントキャンプ、そして今回の強化合宿と、すでにBリーグでプレーしている選手たちと一緒に過ごすことは武藤にとって大きな学びとなる。「普段の大学の練習では感じられない強度であったり、プロの細かい習慣というものを学べています。本当に自分の成長になっていますし、とても良い刺激をもらっています」
レベルの高い環境に身を置くからこそ、より実感する課題については「判断です」答えた。「シュートを打つべきところで打ち切らないといけない。打てない場合はすぐに切り替えてペイントタッチにいかないといけないです」
今シーズンからBリーグはレギュレーションが変わり、アジア/帰化枠、外国籍3名が同時にコートに立てるオン・ザ・コートフリーとなる。この変化により外国籍ウイングにマッチアップできる守備力を持ち、キャッチ&シュートを決め、スキあらばインサイドにアタックできる日本人ウイングの需要はより高まっている。武藤がこの要素を備えた選手として、どこまで自身をアピールできるのか楽しみだ。
