コリン・ギレスピー&ジョーダン・グッドウィン

グッドウィン、ギレスピー、ウィリアムズの努力に報いる

現地7月8日、サンズはジョーダン・グッドウィン、コリン・ギレスピー、マーク・ウィリアムズとの契約延長を発表した。

この契約延長についてブライアン・グレゴリーGMは「昨シーズンの成功に不可欠な3人であり、この1年で積み上げたものをさらに発展させ、チームとして前進するために重要な役割を果たす3人だ」と、彼らを評価する。

ギレスピーは新型コロナウイルスの時期に大学で5年間プレーした『遅咲き』だが、ナゲッツでは足の手術で満足にプレーできず、サンズではGリーグからの出直しを強いられた。そんな彼にとって、4年4800万ドル(約72億円)という長期契約は、腰を据えてNBAで戦っていくための大きな保証となる。

「昨シーズンは相手チームから全く警戒されていなかった。今後はプルアップスリーを対策されるだろうから、ピック&ロールからペイントを攻めたりミドルレンジなど、現状に満足せずにプレーの幅を広げていきたい。幸いにもブック(デビン・ブッカー)から学ぶことができる。昨日も彼とは一緒に練習したし、最高の学びの環境にいるよ」とギレスピーは次なる飛躍を誓う。

ウィリアムズはホーネッツで3シーズンを過ごしたがケガ続きで、一度はレイカーズへの移籍が決まるもメディカルチェックでトレードが破談となったことで『ケガの多い選手』というレッテルを貼られた。その彼がサンズで60試合出場(そのうち55試合で先発)とコンスタントに活躍し、不名誉なレッテルを引き剥がした。グレゴリーGMは出場試合数だけでなく、クラブが設定した身体強化のタスクを完璧にこなした彼の練習熱心な姿勢を評価して3年3800万ドル(約57億円)の新契約を与えたと説明する。

彼はオフもずっとサンズの練習施設で身体を鍛えている。「若手はみんな来ているし、今はブックも来ている。オフにこれほど多くの選手が集まるのは珍しいけど、このチームらしいよ。僕はこのオフ、リハビリじゃなく自分のプレーの向上に100%集中できる。全員が着実に成長しているし、コートに立てば素晴らしい仕事ができるはずだ」

グッドウィンはジャーニーマンとしてのキャリアを強いられ、1年前に無保証契約でサンズに加わった選手。いくつものチームを渡り歩くも確たる実績のない26歳は『崖っぷち』だったが、開幕まで生き残っただけでなく、シーズン序盤のうちにローテーションへと食い込んだ。

「すべては戦う姿勢が評価されたんだと思う」とグッドウィンは言う。「ドラフトで指名候補にもならなかった僕がここにいるのは不思議だけど、あきらめずに努力してきた成果だ。例年だと『どこかのチームに所属できるだろうか』と不安になる時期に、落ち着いて練習に専念できるのはありがたい。ここはもう僕の『家』だと感じているよ」

ギレスピーとグッドウィンは27歳、ウィリアムズは24歳。彼らは華やかなスター選手ではないが、数年前と違って今のサンズは、華やかさよりもひたむきに汗を流す選手を重視し、彼らのような『脇役』の必要を認識している。グレゴリーGMは「この3人には、今の地位に満足したり、契約を得て慢心するなんて心配は無用だ。ここまで険しい道のりを進んできた彼らは、『信頼されている』と感じることで、より熱心にバスケに打ち込む」と、彼らへの信頼を語る。

「私は『継続性』と『チーム内での成長』が大きなカギになるとずっと言ってきた。この3人との契約延長は、そういう意味で大きな一歩だ。この3人は努力を惜しまない。コート上で結果を残し、ファンからも愛されている。彼らこそが『サンズらしい選手』だと私は思っているよ」