川崎ブレイブサンダース

ミズノはBリーグ&バスケ事業に本格参入

川崎ブレイブサンダースは7月1日、ミズノ株式会社との新たなオフィシャルサプライヤー契約締結を発表した。川崎がサプライヤーを変更するのは19年ぶりとなる。

記者会見にて、クラブ代表取締役の川崎渉は今回の契約の概要を説明。ユースチームやスクールを含めた『オールサンダース』としての連携、ブレイブサンダースおよびミズノの意匠を用いた川崎市街の装飾、さらにミズノのグループ会社セノー株式会社との協働で市内各所にゴールを設置する取り組みなどを構想中だと話し、ミズノグループ全体を巻き込んだ、従来のサプライヤー契約を超えたパートナーシップであることを強調した。

同日行われた記者会見には、ミズノの水野明人代表取締役社長も登壇した。ミズノは野球、サッカー、バレーボールといった競技で大きなシェアと売上を誇っているが、バスケットボールは「微々たるもの」と水野社長は言う。シューズの新製品を出していない時期もあったと振り返り、実際に現在公式ウェブサイトに掲載されているシューズもジュニア用1モデル、一般用2モデルに留まっている。

しかし、創業120周年の節目の年とBプレミア開幕が重なった今年、今回の川崎とのパートナーシップを起点にBリーグ、そしてバスケットボール事業に再び本格参入する意向だ。

関西学院中学部・高等部時代にバスケットボールに打ち込み、アメリカ留学中に本場のカルチャーを体感したという水野社長は、本格参入の決め手としてブレイブサンダース側との思惑の一致、ジュニア年代の男女合わせた競技人口の多さを挙げ、「やらない理由はなかった」とコメント。「ウチの社員に『なんで私の種目はそんなんやねん』と色々言ってきましたが、やっと腰を上げてくれたのかなという風に思ってます」と頬をほころばせた。

また、水野社長は今後の展望について問われ、次のように回答した。

「ステップを踏んで、だんだんと浸透していけばいいかなと。サッカーシューズも開発・販売を始めた約40年前は後発でしたが、今は高校大学でトップシェア、Jリーグも今年トップシェアになりました。過去の実績を見れば、年月をかければ良い商品を開発して提供できるようになるという自信があります」

川崎ブレイブサンダース

米須「ご縁を感じる」、山内「着心地が懐かしい」

同日行われた新ユニフォーム発表会見には、高校時代にミズノのウェアを着用していた米須玲音と山内琉人ジャヘルがモデルとして登場。ホームユニフォームは胸元にグラデーションが施され、アウェーは脇部分にホームと異なる稲妻のデザインが施されている。ミズノの開発担当者者は「スポーツウェアとしての機能性と美しさを両立することを心がけた」と説明し、「妥協せず、試作を繰り替えし、昇華プリントではなかなか表現が難しい色味とグラデーションを実現しました。奥行きのある上質なグラフィックに仕上がったのではないかと思います」とコメントした。

「ご縁を感じるし、新シーズンをミズノと戦えるのがうれしい」とコメントした米須はグラデーション、「着心地が懐かしい。早くこれを着てコートでプレーしたい」と話した山内はホームとアウェーで異なるデザインをお気に入りポイントとして挙げた。

チームは現在自主トレーニング期間だが、2人を含む若手選手たちはレギュラーシーズン終了から約2週間後よりトレーニングとワークアウトを行っているという。桶谷大ヘッドコーチら新たなメンバーで戦う新シーズンについて、米須は「今シーズンこそはまず開幕戦から出て、もっと上を目指してやっていきたい」、山内は「昨シーズン自分の中での基盤は作れた。それを生かして強いチームを作れるように頑張っていきたい」と、それぞれ抱負を語った。