「15年前は残りものをもらうために頼んでいた」
コンゴ共和国出身のサージ・イバカは、自分の力で未来の扉をこじ開けた。
18歳という若さでスペインリーグで注目されると、2008年のドラフト全体24位でシアトル・スーパーソニックスから指名され、2009年からNBAでプレーしている。ドラフトから11年後、彼はラプターズでキャリア初優勝を成し遂げた。
この夏、彼は母国にラリー・オブライエン・トロフィーを持ち帰った。先日、トロフィーをあるレストランに持ち込み、食事をしている動画をソーシャルメディアに投稿した彼は、その理由も綴った。
「15年前は、残りものをもらうために頼んでいたのに、コンゴの同じ店にNBAチャンピオンとして来店して、食事ができている。時に人生は、映画のようになる。この筋書きは、神様だけが書けるものだ」
From begging leftovers 15 years ago to coming back as an NBA Champhion to eat a full meal at the same restaurant in Congo. Sometimes life is like a movie and this script is written by God only… #anythingispossible pic.twitter.com/4bBQzTRa1x
— Serge Ibaka (@sergeibaka) August 12, 2019
子供の数だけで18人という大家族で育ったイバカは、本人が言うように、まるで映画のようなサクセス・ストーリーを歩んだ。成り上がったイバカの物語は、彼と似た境遇にある世界中の子供たちに影響を与えるだろう。
誰にとっても、初心に戻ることは大切だ。レストランでの食事中、イバカもあらためて自分の原点を噛み締めたに違いない。