「オフェンスでは90点以上取ることを一つの目標としています」

6月27日からトルコで開催される『FIBA U17バスケットボール ワールドカップ2026』に向けた強化合宿でメディア公開が行われた。

すでに大会に臨むメンバー12名が発表されており、昨年の9月に行われた『FIBA U16アジアカップ2025』で4位に入り、今大会の出場権獲得に大きく関わった白谷柱誠ジャック、越圭司、宮里俊佑は引き続き選出されているが、ホーキンス然は故障で離脱。U16アジアカップから引き続きメンバーに選出されたのは半数以下で、櫻井照大、久我祐仁、佐藤久遠などが新たに加わった。

片峯聡太ヘッドコーチは、「今この世代でベストな12名をスタッフみんなで選出させていただきました。コンディションも今のところ良好で、ワールドカップに向けて良い準備が心、体に技術面も含めてできていると思います」と語る。

今大会の、日本はグループリーグでいきなり優勝候補筆頭のアメリカにフランス、イタリアと最もレベルの高い組み合わせに入った。その中でも片峯コーチは、チームの目標を「グループリーグで、必ず勝ち星を挙げる。そしてアジアの出場国の中で1位になることです」と明かす。

ハードルの高いこの目標を達成するため、「どの国よりも、しっかりと準備をして試合に臨むことを大事にしたいです」と指揮官は続ける。

「準備をしっかりするからこそ、相手のリーチの長さや強さといった身体能力に対抗できると思います。この部分では、大会の最初から最後までどのチームよりも丁寧にやりきりたいです。この大会で出た課題は、我々がこれからしっかり向き合っていかないといけない部分になります。準備をしっかりやることで、これから成長していくための明確な課題を見つけにいきたいと思います」

12名の登録メンバーを見ると、日本には200cm以上の選手がおらず、サイズ、フィジカルで大きな不利となることは間違いない。その中で、勝利をもぎ取っていくには、アップテンポな点の取り合いに持ち込んでいくことを目指す。

片峯コーチも、「戦い方はいろいろありますけど、やはりオフェンスでは90点以上取ることを一つの目標としています。サイズ、能力のある相手にも、しっかりとテンポアップしたバスケットをやっていきたいです」と語り、泥臭く戦っていくことを大切にする。「ゲームの中でも、40分を通して相手より先に準備をすることを怠らずにやり続ける。常に次のプレーを予測するためのアンテナを張って、勝つためのプレーを続ける。チームで協力し、どんな展開になって粘り強く戦い続けていきたいです」

40分間を通して日本らしい走力と規律を生かしたバスケットボールを展開することで、格上の強豪とどれだけやりあうことができるのか。日本バスケットボール界の未来を担う若者たちがサプライズを起こす準備はしっかりとできている。