ケビン・デュラントが『スーパーチーム論』に反論「コーチが自分たちの力を最大限に引き出しているだけ」

ケビン・デュラントが『スーパーチーム論』に反論「コーチが自分たちの力を最大限に引き出しているだけ」

2017/06/20

写真=Getty Images

カリー、トンプソン、グリーンは全体1位指名選手ではない

ウォリアーズの優勝に終わった2016-17シーズンを形容するのに相応しい一語がある。

ケビン・デュラントの加入によりステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンというメンバーが全盛期に揃い、実績のあるベテランが脇を固めて生まれたチーム、いわゆる『スーパーチーム』だ。

ウォリアーズの成功に伴い、今後は資金力のあるチームによる『スーパーチーム』化の流れは加速するだろう。また、経験豊富な実力者たちが、優勝という目標を叶えるため、破格の契約でウォリアーズ入りを希望する流れも続くだろう。誰が見ても羨むほどの戦力を保持する今のウォリアーズなのだが、デュラントがこの『スーパーチーム』という呼び名に異論を唱えた。

デュラントは『ESPN』の取材に対し、「自分たちは『スーパーチーム』ではない」と語った。また、カリー、トンプソン、グリーンがドラフト全体1位指名選手でないことにも触れ、こうも述べている。

「もし誰もがステフを欲しかったら、彼は全体1位指名選手になっていたさ。それなのに、多くのチームが彼の指名を見送った。クレイだって、NBAでプレーするようになった時期には可もなく不可もないようなレベルのシューターと言われていた。ドレイモンドに関しては、誰も彼のことを知らなかった。201cmのパワーフォワードで、『NBAではプレーできない』とまで言われた」

さらにデュラントは、職人気質のベテランが揃うセカンドユニットを羨む意見にも反論。「ショーン・リビングストンだって、過去ヒザに大ケガを負った。彼が本来の姿を取り戻せると思った人間は誰もいなかった」と言う。

「イグダーラだってトレードを繰り返した。つまり、誰も彼を欲しがらなかったということ。チームの多くの選手が、今のレベルの選手になれるとは思われていなかったんだ。『スーパーチーム』とは違うよ。自分たちは素晴らしく機能しているだけ。それに、コーチが自分たちの力を最大限に引き出してくれているんだ」

確かにデュラントの主張にも一理ある。それでも、2シーズン前に73勝を記録しNBA年間最多勝利記録を更新したチームに、リーグ史上に残るとまで言われる7フッター(213cm)の万能型スコアラーが加わった以上、『スーパーチーム』と呼ばれても致し方ないのではないだろうか。

RECOMMEND