レブロンの『Ultimate Warriors』に新たなTシャツで対抗
2年ぶりの優勝を果たしたウォリアーズが、6月15日に地元ベイエリアで優勝パレードを行った。多くのファンが沿道に集まり、ウォリアーズの優勝を祝福した。
そんな中、注目を集めたのはドレイモンド・グリーンが着ていた『謎のTシャツ』だった。黒地のTシャツの胸元には、『Quickie』という文字、その下には優勝チームに授与されるラリー・オブライエン・トロフィーがプリントされている。
The Cavs play in Quicken Loans Arena…
Draymond Green, petty king. ?? pic.twitter.com/sQEboB4GwC
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) June 15, 2017
『Quickie』には、「手早くこなす仕事」という意味が含まれている。そして、よく見てみると、頭文字の『Q』の書体は、『The Q』の愛称で知られるキャバリアーズ本拠地クイックン・ローンズ・アリーナのものに酷似している。
パレード終了後、このTシャツについて聞かれたグリーンは、「『Q』というのは、キャブズの本拠地の別称。俺たちは、さっさと優勝を決めたかったからね」とコメント。このTシャツ製作のアイディアの元についても聞かれたグリーンは、昨年のパレードでキャブズのレブロン・ジェームズが『Ultimate Warriors』(究極の戦士)と書かれたTシャツを着ていたことに由来していると語った。
1年前、キャブズはNBAファイナル史上初、1勝3敗からの大逆転優勝を果たした。見事な逆転優勝に気を良くしたレブロンは、ウォリアーズのチーム名をモチーフにしたTシャツを着用してクリーブランドに凱旋。このことを根に持っていたグリーンが、ライバルチームに勝利し2年ぶりの優勝を果たしたことで、晴れて計画を実行したというわけだ。
当のレブロンも、どこからかグリーンのTシャツに関する話を耳にしたのだろう。ウォリアーズのパレード後、Instagramに「これのことだよね?」というメッセージをつけ、グリーンの画像を投稿。これにはサンダーのラッセル・ウェストブルックも「いいね!」を付けるなど盛り上がっている。
『倍返し』が基本のグリーンならではの報復だが、もし来年、ウォリアーズとキャブズによる4年連続のファイナルが実現し、キャブズが優勝すれば、レブロンが再びメッセージTシャツを作ってウォリアーズを挑発する行動に出るかもしれない。いずれにせよ、微笑ましい『場外乱闘』は歓迎だ。