写真=野口岳彦

新シーズンは『女王』を倒してのWリーグ制覇を目指す

大神雄子は昨日、自身のFacebookページを更新し、トヨタ自動車アンテロープスと来シーズンの契約を結んだことをファンに報告した。

34歳の大神は昨シーズン、トヨタ自動車のポイントガードとして、そしてチームリーダーとしてWリーグ準優勝の立役者となった。Facebookの投稿では、5月からアメリカでのトレーニングを重ね、今年は他チームを含めた若い選手とも一緒に練習することでモチベーションをもらったと書かれている。

目標はもちろん優勝。Wリーグには自身もかつてプレーしたJX-ENEOSが9連覇中の『女王』として君臨しているが、トヨタ自動車は長岡萌映子、三好南穂、ヒル理奈、馬瓜エブリンという超大型補強を敢行し、長きに渡る『JX1強』を打ち崩す姿勢を見せている。

どれだけ戦力を整えても、大神というチームの求心力を欠くのではインパクトが弱くなるのは明らか。残留が基本線だったとはいえ、大神の契約延長は心強い。Wリーグ開幕は10月7日とまだ先だが、例年以上にシーズンが待ち遠しい夏になる。