U-19男子日本代表が沖縄で行われたチェコとの練習試合に快勝、24得点を挙げた八村塁『だけではない』のがチームの強み

U-19男子日本代表が沖縄で行われたチェコとの練習試合に快勝、24得点を挙げた八村塁『だけではない』のがチームの強み

2017/06/05

取材・写真=鈴木栄一

「ワールドカップに行ったら八村が最大の武器になる」

U-19男子日本代表は昨日、U-19チェコ代表を招いて沖縄で公開練習試合を行った。無料で一般公開されたこともあり、ミニバスから高校生年代のバスケプレーヤーを中心に2750名のファンが会場に集まり、ワールドカップを控えたU-19代表に声援を送った。

前日には非公開の練習試合を行っていた両チーム。チェコは立ち上がりから激しく、フィジカルなディフェンスで日本を苦しめたが、日本はディフェンスからファストブレイクにつないで試合の主導権を握る。チームの指揮を執るトーステン・ロイブルが「素晴らしいパフォーマンスだった」と語る内容で、91-52で日本が快勝した。

注目を集めたのはやはり、アメリカのゴンザガ大でNCAAトーナメント準優勝に貢献した八村塁。3本の3ポイントシュートを含む24得点と活躍したが、合流したばかりで連携面はまだまだ未成熟。ロイブルヘッドコーチも「塁はリズムに乗れていなかった。賢いので無理をせず、チームワークを壊さなかったのは良かった」と語る。

それでも、これからワールドカップ開幕に向けて八村を中心とする連携を確立することが、チームの最大のポイントとなる。ロイブルヘッドコーチも「ワールドカップに行ったら彼が最大の武器になりますから、良い形でボールを渡してあげたい」と語る。

ただ同時に、「八村にかなりディフェンスを絞ってきたので、他の選手が楽に得点を取とれました」と振り返る展開も、日本の特長だ。八村という同世代では突出したタレントを擁しながらも、そこに依存しない。「一人だけ守ればいいチームではなくなっている」と指揮官も言う。

これからもワールドカップに向けた調整とテストマッチは続く。6月下旬のドイツ遠征ではドイツ代表との試合も予定されている。そしてワールドカップ開催地のカイロ(エジプト)へ。この時点でどれだけチームの成熟度を高められるかが重要であることは言うまでもない。

ワールドカップでは強豪国のスペイン、優勝候補にも名前が挙がるカナダ、身体能力抜群のマリと同じグループとなった日本。7月1日の初戦、スペイン戦で世界を驚かせるパフォーマンスを見せてくれることに期待したい。


平成29年度バスケットボール男子 U-19 日本代表チーム
日本代表選手 メンバー表
2017年5月29日発表 12名
No. 氏 名 Pos. 身長/体重 生年月日 所 属
4 三上侑希MIKAMI Yuki G 184cm/73kg 1998/3/3 中央大学 2年
5 増田啓介MASUDA Keisuke F 191cm/83kg 1998/1/22 筑波大学 2年
6 シェーファーアヴィ幸樹SCHAFER Avi Koki C 203cm/94kg 1998/1/28 ブリュースターアカデミー
7 水野幹太MIZUNO Kanta G 182cm/72kg 1998/6/4 法政大学 1年
8 八村塁HACHIMURA Rui C 202cm/98kg 1998/2/8 ゴンザガ大学 1年
9 榎本新作ENOMOTO Shinsaku G 194cm/84kg 1998/4/10 ピマ・コミュニティ・カレッジ
10 津屋一球TSUYA Kazuma F 188cm/81kg 1998/6/7 東海大学 1年
11 重冨周希SHIGETOMI Shuki G 172cm/62kg 1998/6/9 専修大学 1年
12 杉本天昇SUGIMOTO Tensho F 185cm/74kg 1998/7/20 日本大学 1年
13 鍵冨太雅KAGITOMI Taiga F 191cm/78kg 1999/3/8 セント・トーマス・モア・スクール
14 西田優大NISHIDA Yudai F 188cm/82kg 1999/3/13 東海大学 1年
15 中田嵩基NAKATA Syuki G 173cm/67kg 2000/7/11 福岡大学附属大濠高校 2年
- トーステン・ロイブルLOIBL Torsten ヘッドコーチ - -

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