プエルトリコ代表の大ベテラン、苦渋の決断
今年の1月上旬に右足のアキレス腱を断裂したベテランのJJ・バレアが、8月下旬から中国で開催されるワールドカップ欠場を決断した。
35歳のバレアは、キャリア最後となる可能性が高い今回のワールドカップ出場を目指してきた。彼は『ESPN』に、プエルトリコ代表としての誇りがあるため、欠場という決断は極めて難しいものだったと語った。それでもバレアはプエルトリコのルーツを持つプロ選手に声を掛け、代表チームに勧誘することで貢献しようとしているとのこと。
一般的に、アキレス腱断裂からの復帰までには10カ月から12カ月を要する。マーベリックスとの再契約が内定しているバレアは、ケガから約8カ月での復帰を目指したが、無理をすれば再発のリスクも高い。彼は、回復まで慎重なアプローチを取ることが賢明と判断し、ワールドカップ欠場を受け入れた。
バレアは、これまでにFIBAアメリカップ、パンアメリカン競技大会、中央アメリカとカリブ海からの代表チームが参加するセントロバスケット、FIBA CBC選手権などの大会で、プエルトリコのメダル獲得に貢献してきた。先月35歳になったことを考えれば、このまま代表引退を決断しても不思議ではない。
バレアの思いも背負ってワールドカップに挑むプエルトリコは、グループリーグでスペイン、イラン、チュニジアと戦う。
JJ Barea drops 20 PTS and hands out 8 AST off the bench to help the @dallasmavs beat BOS! #MFFL pic.twitter.com/xqfI5E1LBn
— NBA (@NBA) November 25, 2018