「出たタイミングで自分の強みを出したい」
いよいよ明日、バスケットボール男子日本代表は『FIBAワールドカップ2027アジア予選』Window2の韓国戦を迎える。
昨年の7月、日本は国際強化試合で韓国と2度対戦しているが、第1戦が77-91、第2戦が69-84で敗れた。その試合に出場していた金近廉は「自分たちのやりたいことができずに、相手のやりたいことを好き勝手やられてしまった。特に3ポイントの部分でトランジションでも積極的に打ってきますし、そこを好きにやらせてしまうと手がつけられない状態になってしまう」と振り返る。
韓国の強みは積極的に放つ3ポイントシュートだが、ステップバックスリーやプルアップなど、流れの中というよりも個で打開して放つモノも多い。だからこそ金近は「ディフェンスから入っていくことが本当に重要」と言う。
「特にシューターが多いチームなので、それぞれの選手の特徴をしっかりと理解して、それをやらせない。3ポイントに関しては1対1でしか守れないので、とにかくそこをやらせないディフェンスが重要だと思っています」
金近は「前回はアテンプトがなかったですし、そこまで打てるチャンスもなかった」と言うように、中国戦でのプレータイムは5分に留まり存在感を欠いた。それでも、渡邉飛勇の負傷もあり4番でもプレーできるため、再びロスター入りした今回の韓国戦は出番が増える可能性がある。もちろん自身もそのつもりで準備している。
「サイズ的にも中国ほど大きくないので、ボールを持ったら積極的にシュートを打っていきたいです。明日どういうポジションで出るか分からない部分はありますけど、出たタイミングで自分の強みを出したいです」
「4番で出る時は特に、スペーシングを考えてやってほしいと桶谷(大ヘッドコーチ)さんには言われています。(富永)啓生さんと一緒に出ている時は多めにカットしたり、原(修太)さんと出る場合は原さんがカットしてくれるので、そこで外で3ポイントを狙ったり。一緒にコートに出ているメンバーやその特徴を考えながら、自分の強みも変えてやっていきたいと思っています」
中国戦の敗因は、3ポイントシュートではなくボールマンのケアを優先する中国の後半のアジャストに対応できなかったこと。インサイドを絞られたことで効果的なペイントアタックができず、前半のような連動性のあるオフェンスを構築できなかった。金近はこの事実を深く理解し、次のように解決策を語った。
「ペイントアタックはしないといけないですが、一個目のプレーで深く入り過ぎて、ターンオーバーが起きていました。ライアン(リッチマンアシスタントコーチ)さんからは、一個目のプレーもそうだけど、その後のセカンドサイド、サードサイドにボールを振って、相手のディフェンスがずれてきたタイミングでのペイントアタックを、もうちょっと増やしてほしいと言われています。練習ではそういうサードサイドまで行くプレーが多かったんですけど、中国戦は一個目のスクリーンで無理にペイントアタックをしすぎていた場面が多かったです。明日はもう少し、チーム全体としてボールを動かしながら、その中でカッティングをする。僕もスペースを見ながらカッティングするタイミングは判断したいです。明日は違ったバスケットボールが見せられると思います」
もちろん、解決策が分かっていてもそれをコートで体現できなければ意味がないし、言うは易く行うは難しである。それでも、金近にはそのミッションを遂行できるポテンシャルとバスケIQが備わっているはずだ。
