原修太

「後半のスタートで出た中で、もう少し日本の強度を上げたかったです」

男子日本代表は『FIBAワールドカップ2027アジア予選』Window2の中国戦で、ホーム沖縄アリーナの大歓声を背に前半は15点リードと申し分のない内容だった。しかし、第3クォーターに入ると、中国の攻守に渡る強い圧力にアジャストしきれなかった。

屈強なフィジカルを生かした堅守が持ち味の原修太は、スタメンの馬場優大がファウルトラブルに苦しんだ影響もあり、18分6秒の出場とWindow1に比べてプレータイムが増えた。後半の失速について原は、「もちろん中国のプレー強度が上がったと思います」と語った後、次のように振り返る。

「前半の中国はオフェンス、ディフェンスともに上手く行っていない部分があったのが、後半は修正をしてきました。オフェンスでは、アレックス(カーク)のところでピック&ロールを積極的に仕掛けてきていました。また、守っては日本のオフェンスの対策をしっかりしていて、それに僕たちがハマってターンオーバーが続いてしまいました。僕も馬場に代わって後半のスタートで出た中で、もう少し日本の強度を上げたかったです」

原が語るように、中国は後半に入って日本の守護神であるカークのマークマンを絡めたピック&ロールを多用することで、カークをゴール下からアウトサイドへと引っ張り出した。その結果、カークは消耗し、第4クォーターの勝負どころでガス欠になってしまった部分もあった。さらに2対2の状況からもう1人の選手がスクリーンに入るスペインピックを効果的に使われることで、マークのズレを次々と作られてしまった。

日本は中国のエースガードであるジャオ・ルイをファウルアウトさせ、18分38秒のプレータイムで10得点と、及第点の守備を見せた。しかし、ジャオ・ジーウェイに3ポイントシュート3本成功の14得点、リャオ・サンニンに16得点5アシストと、ベンチメンバーの両ガードに効果的に得点を決められてしまった。

原はこのように総括する。「正直、ジャオ・ルイ選手に対してはうまく守れていたと思います。要所で4番の選手(ジャオ・ジーウェイ)に3ポイントシュートを打たれるなど、彼の対応は難しかったです。5番の選手(リャオ)もスマートにプレーしてきて、4番と5番の選手にやられてしまった印象です」。中心選手が本調子でなくても、他のメンバーがステップアップする中国の総合力にやられたということだ。

原個人としては、フィジカルな対人ディフェンスでしっかり役割を果たした印象は強い。しかし、本人は結果がすべてで「代表においてはスタッツを残せるプレーヤーではないので、勝利できなかったことに尽きます。個人的にも、もう少しやれる仕事はあったと思います」と厳しい自己評価を下す。

3月1日に行われる韓国戦、相手はチャイニーズ・タイペイに負けており、連敗阻止へ出だしからアグレッシブに仕掛けてくるはず。そこでペイントアタックを封じて相手を乗せないためにも、原の堅守は日本の防波堤として重要だ。