コーリー・ゲインズ

チームのテーマは「改善」

3月11日よりトルコ・イスタンブールで開催される『FIBA女子ワールドカップ予選トーナメント』に向けた強化合宿中の女子日本代表チームは、2月22日にメディアデーを実施。コーリー・ゲインズヘッドコーチがメディアの取材に応じた。

昨年夏の『FIBA女子アジアカップ2025』に引き続き、ゲインズヘッドコーチが推し進めるのは、「ペース&スペース」のスタイル。アップテンポな展開からコートに立つ全員が得点を狙っていくオフェンスで対戦相手を翻弄し、疲弊やミスを誘発させるというねらいもある。

ゲインズヘッドコーチは特に、アジアカップは不参加だった町田瑠唯や山本麻衣といったポイントガード陣がこのスタイルをさらに押し上げると話した。

「私のオフェンスはポイントガードがカギを握っています。スピードを押し上げ、ペースを維持できるガード陣が加わったことは大きいです。アジアカップでは田中こころが頑張ってくれましたが、決勝のオーストラリア戦の第4クォーターは体力的な問題もあって彼女1人では限界がありました。今回は40分間ペースを維持できるメンバーが揃っています」

大会予選グループで対戦するオーストラリア、カナダ、トルコ、ハンガリー、アルゼンチンはいずれも一筋縄ではいかない相手。ゲインズヘッドコーチは報道陣からグループや各国の印象を問われると「どんな相手であっても自分たちにフォーカスすることが私のスタイル」と明言を避け、「(劇的勝利を飾った)アジアカップの中国戦も、相手のことを気にしすぎていたら不安で眠れなかったでしょう。国際大会に弱い相手はいません。油断せず一定のマインドセットで戦いたいし、余計な心配をすることにメリットはありません」と言った。

2年目となった『ゲインズジャパン』が掲げるテーマは『改善』。毎日課題をクリアし、成長していった先にある大きな成果を目指す。「目標はただ一つ、勝つこと。勝つことだけが重要です。ワールドカップで勝ち、オリンピックの出場権を勝ち取ることです。試合ごとに細かい目標は変わりますが、常に適応し、変化し続け、勝利をつかみとりたいと思います」

ちなみにこの日は、10月より女子代表強化部部会長に就任した萩原美樹子も取材に対応。自身の役割を「中長期に至る女子の代表強化」とし、今回のメンバー選考には関わっていないことを明らかにした。また、ワールドカップやロサンゼルス五輪に向けた選手選考についても、ゲインズヘッドコーチや小栗弘チームダイレクターに一任する予定と説明した。