写真=Getty Images

『珍プレー』の常連選手ではあるが、プレーオフでは活躍

NBAファイナルの初戦を前に、ウォリアーズとキャバリアーズの『舌戦』が先行してスタートしている。今回、対象にされたのはウォリアーズのセンター、ジャベール・マギーだった。

『ESPN』によれば、キャブズのある選手は「マギーにはファイナルでプレーできるだけのメンタリティが備わっていない」と語っているようだ。

確かに、これまでのマギーのパフォーマンスには首を傾げてしまう類のものが多かった。『NBA.com』内でバスケットボール殿堂入り選手のシャキール・オニールが珍プレーを集めて紹介するコーナー『SHAQTIN' A FOOL』でも、マギーの珍プレーがしばしば取り上げられ、一時期マギーの母親がシャックに抗議する事態にまで発展した。 しかし、ウォリアーズがプレーオフで12連勝を記録していく過程で、マギーの存在感は試合ごとに大きくなってきた。マギーは全12試合に出場し、平均10.5分の出場で7.0得点、3.2リバウンド、1.1ブロックを記録。『NBA.com』によれば、マギーがプレーオフ開幕以降に出場した126分間で、ウォリアーズは100ポゼッションあたり対戦相手を26.3得点上回っているのに対し、マギーがベンチに下がっている時間帯には、100ポゼッションあたり対戦相手を14.0得点しか上回っていない。これだけハッキリとデータに出るのだから、マギーが貴重な戦力であることは間違いない。

おそらくファイナルではケビン・ラブ、トリスタン・トンプソンのマークにつくと見られるマギーだが、ポストシーズンでの数字を見る限り『準備不足』ではないはず。

誰が言ったかは分からないが、この発言を聞けばマギーの闘志に火が点くのは確実だ。