リズムが作れない中、自ら仕掛けて見せ場を作る
NBAサマーリーグ、ペリカンズの一員として大会に出場している比江島慎はキャバリアーズを相手にベンチスタートから5分間のプレータイムを得たが、無得点に終わった。
チームが序盤から快調にリードを広げる中、第1クォーター途中で比江島に出場機会が訪れる。日本でのプレーとは違いボール運びには加わらず、コーナーにポジションを取ってボールを待つことで本来のリズムを作るのが難しい状況で、巧みにパスを引き出して果敢に3ポイントシュートを放つも、3本打っていずれも決まらない。
トップの位置から強引にドライブを仕掛けたシーンでは、ディフェンスの間を割って入ることには成功したものの、ブロックをかいくぐって放ったレイアップが惜しくも決まらず。結局、比江島のプレータイムは第1クォーターの後半5分のみに終わった。
自分のリズムが作れない中でも積極的に仕掛ける姿勢はこれまでにないほど出すことができ、あとは決めるだけという状況だったが、他の選手のプレータイムが優先された。
他チームの状況次第ではあるが、ペリカンズが決勝トーナメントに進出できればまだチャンスはある。ポジティブな流れをようやくつかんだだけに、もう少しプレータイムが欲しいところだ。