
カリーは14得点と不発も「こういう試合を歓迎する」
ウォリアーズはホーネッツに136-116と完勝し、今シーズン3度目の3連勝を収めた。試合開始直前になってジミー・バトラーが欠場となり、頼みのステフィン・カリーも過剰なまでのマークを受けて3ポイントシュート成功2本のみの14得点と不発。それでも136得点を奪ったのは、これまでになくチームオフェンスが噛み合ったからだ。
カリーに無理にシュートを打たせるのではなく、ドレイモンド・グリーンやブランディン・ポジェムスキーがオフェンスを引っ張る。この1カ月はほぼローテ外だったバディ・ヒールドが、3ブロックと得意ではないはずのディフェンスでチームを勢い付け、ディアンソニー・メルトンも積極的に攻めて24得点を記録。カリーのシュートは不発でも、チームとして3ポイントシュートを52本中23本決めた。8選手が2桁得点、10選手が3ポイントシュートを決めるバランスの良さで、ホーネッツを寄せ付けなかった。
カリーは満足気な笑みとともにこう語る。「ジミーがいないので追いかける展開にせず、早い段階で主導権を握りたかった。メルトン、BP(ポジェムスキー)、バディのセカンドユニットがその展開を作り出してくれた」
メルトンはベンチから21分の出場で、チームで最も多いシュートアテンプト16本を記録。このうち3ポイントシュート3本を含む8本を成功させ、フリースローも5本すべて成功。チームハイの24得点でオフェンスを引っ張った。
「いつもはジミーが『思い切って攻めろ』というメッセージをプレーで僕らに示してくれる。今日は彼がいない分、攻めの姿勢を僕たちが出さなきゃいけないと感じていた」とメルトンは語る。
カリーへのマークは執拗で、全くプレーさせてもらえないカリーはあえてバックコートに長く残ったり、ロッカールームへと続くトンネルへ向かったりしたが、それでも相手はマークを離さなかった。
メルトンは「クレイジーだったよね。ステフを止めるのが大事なのは分かるけど、あれだけ執拗にマークすればローテーションは崩れる。ステフはどんな状況でも打開して点を取れるけど、同時に残りの4人がどれだけやれるかも重要だった」と言う。
メルトンは昨シーズンにウォリアーズに加入したが、6試合に出場しただけで左膝前十字靭帯の部分断裂でシーズンを棒に振った。昨年12月にようやく復帰し、ここに来てプレータイムも伸びてきたところ。
「最初から自分のベストを見せたかったけど、上手くいかずに焦りがあった。でも周りから『13カ月もプレーしていなかったんだから焦らなくて大丈夫』と言われて、ただプレーを楽しむようになって調子が上がってきた。シュートが決まらなくてもドライブでリムを攻め、そこからパスを出す。そうしているうちにシュートが入り始めて、より効果的なプレーができるようになってきた」
「今の僕は毎日少しずつでも向上しようと努めている。今日は良いプレーができたけど、明日になれば過去のこととして流して、それ以上のプレーができるよう集中するよ」
カリーは14得点止まりだったが、いつも以上に上機嫌だった。「あまりにも執拗なマークが続いて『これはバスケじゃない』と思ったりもするけど、それだけ警戒されることを光栄に思う部分もある。相手があまりに必死すぎて笑ってしまうこともあるよ。コリン・セクストンがコート外まで追いかけてきたのは面白かった。お互いに何をしているか理解して楽しんでいたよ。でも、今日は僕たちにとって良いバスケができた。こういう試合が増えるのを歓迎するよ。今のチーム状態はすごく気に入っているんだ」