
不調を脱したホーネッツの勢いに飲み込まれて完敗
どんなチームも勝ち続けることはできない。サンダーが成長著しいスパーズに連敗を喫し、爆発力のあるサンズに負けることもあるだろう。しかし、ホーネッツ相手の負けはインパクトが強い。現地1月5日、サンダーはホームでホーネッツ相手に97-124の完敗を喫した。27点差での負けは今シーズン初めてのことだ。
それでも、サンダー戦を前にホーネッツは12勝23敗と大きく負け越してはいるものの、直近で5勝5敗と不調を脱していた。経験不足を露呈していた若いチームは自信をつけ、若さを思い切りの良さとプレーの強度の高さとして活用できるようになった。守備の強度と組織力で間違いなくリーグNo.1のサンダーに負けず劣らずのディフェンスを見せ、サンダーのフィールドゴール成功率を37%に抑えた。
攻めでは速いテンポでボールシェアを徹底。ラメロ・ボールもワンマンプレーに走ることなくチームオフェンスの一部に収まり、チームのフィールドゴール成功41本に対して25本にアシストがついた。
対するサンダーはどうだったか。攻めるようなプレスディフェンスの強度が落ち、ホーネッツのボールムーブを許した。ディフェンスで良い流れが作れないとオフェンスも機能しない。シェイ・ギルジャス・アレクサンダーもフィールドゴール21本中7本成功と及第点止まりの21得点に終わった。これまではケガ人がいても他の選手がその穴を埋めていたが、この試合ではアイザイア・ハーテンシュタインがいないだけでリバウンドの弱さが目立った。
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— NBA (@NBA) January 6, 2026
指揮官マーク・ダグノートは「48分間を通して完敗だった」と負けを認めた。怒りも言い訳もなく、ただ淡々と敗戦を受け入れるのが彼のやり方だ。
「我々は試合に勝っても負けても、どちらの方向にも過剰に反応しないよう務めている。今回も同じように受け止めたい。どの試合からも学ぶべき教訓はあり、今回も同じだ。出来が悪かったからといって映像を捨てるのではなく、そこから新たな学びを見いだし、次の試合に生かそうとしている。過密日程を敗因にもしたくない。言い訳するのが悪い癖になってしまうからだ」
「過密日程でもケガ人がいてもシュートタッチが悪くても、我々が勝った試合はたくさんある。それは自分たちにコントロールできることに意識を向けることを徹底したからだ。この試合でもコントロール可能な要素はたくさんあったはずで、それを映像から抜き出して学びとしたい」
シェイ・ギルジャス・アレクサンダーも同じ考えで、「攻守両面で粘り強さが足りなかった。試合開始からオフェンスでもディフェンスでも相手に一歩先を行かれていた」と語る。
かつてのサンダーは負けることに慣れていた。若いチームらしい向上心や野心はあったが、『粘り強くやり続ける姿勢』を欠いていた。そこから脱却してNBA優勝を勝ち取った後も、シェイはチームの根本は変わっていないと話す。
「自分たちへの期待が大きくなったことで、負けに対する向き合い方は少し変わったと思う。でも、グループとしての負けへの向き合い方の根本的な部分は何も変わっていない。負けから学び、そこから成長する。それは決して変わらない僕らのマインドだ」
追う立場から追われる立場となったが、シェイは今のサンダーについて「すべてが発展途上だ」と断言した。「シーズンが終わる時になっていたい理想の姿があり、そこにはまだ到達していない。まだほど遠い状態と言うべきだろう。でも、ここから成長すればいいだけのことだ。去年の今頃にそうだったようにね」