女子日本代表

日本も参加する最終予選は3月に4カ所で開催される

FIBAにとって2026年のビッグイベントとなるのが、9月上旬にドイツのベルリンで開催される女子ワールドカップ2026だ。まずは出場権をかけ、日本も参加する最終予選が3月中旬に行われる。

今回の出場枠は前回大会の12から16へと増加する。そして開催国のドイツに加え、今年行われたアジアカップ、ユーロバスケット、アメリカップ、アフロバスケットと、大陸別選手権の優勝チームであるオーストラリア、ベルギー、アメリカ、ナイジェリアの5カ国はすでに出場権を獲得している。

この5カ国を含めた24カ国が6チーム毎に4つのグループへと分かれ、イスタンブール(トルコ)、武漢(中国)、リヨン(フランス)、サンフアン(プエルトリコ)の各会場で行われる予選を戦う。下記がグループの内容だ。

※がすでに出場権獲得
【イスタンブール】
日本、※オーストラリア、カナダ、トルコ、ハンガリー、アルゼンチン
【サンフアン】
※アメリカ、プエルトリコ、スペイン、イタリア、セネガル、ニュージーランド
【リヨン】
※ドイツ、※ナイジェリア、フランス、コロンビア、フィリピン、韓国
【武漢】
※ベルギー、中国、ブラジル、チェコ、マリ、南スーダン

イスタンブール、サンフアン、武漢では出場権を獲得しているチームを除く5チームの内、上位3チーム。リヨンではドイツ、ナイジェリアを除く4チームの内、上位2チームが本大会への切符を獲得する。

現在FIBAランキング11位の日本のグループで最も順位が高いのは2位のオーストラリアだが、すでに出場権を獲得している。7位のカナダ、16位のトルコ、20位のハンガリー、27位のアルゼンチンと続くが、タフな組み合わせになったと言える。ランキングではカナダ以外は格下だが、トルコは開催地で地の利がある。また、カナダ、ハンガリーとはパリ五輪最終予選に続いての対決となり、この時はカナダに勝ち、ハンガリーに敗れている。

そして最終予選を終え16チームが決まった後、4月21日に本大会のグループフェイズの組み分け抽選会がベルリンで開催される。さらに同日には、2026年FIBA殿堂入りメンバーの式典も実施され、ダーク・ノビツキー、スー・バードなど元選手7名、コーチ1名の選出がすでに発表されている。女子ワールドカップ2026関連で言えば公式マスコットとして、Bearlina(ベアリーナ)も発表されており、これからどんどん露出が増えてくるだろう。2026年は女子日本代表がワールドカップ出場権を勝ち取り、世界を舞台に大暴れする姿に期待だ。