3x3ワールドカップでの失敗を悔やむ落合知也「予選を突破しなければ意味がない」

2019/06/26
日本代表
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落合知也

3人制バスケットボール『3x3』の日本代表は、先週にオランダで開催されたワールドカップに参戦した。2試合目のブラジル戦で初勝利を挙げるも、ここでエースの落合知也が負傷。交代要員なしの3人で臨んだポーランド戦に勝利したが、2勝2敗でグループ4位となり、決勝ラウンドへ進出することはできなかった。昨日、帰国した落合は「個人的にもチームにとっても残念な結果。応援してくれたファンの皆さんにも申し訳ない」と頭を下げる。ケガは避けられないアクシデントではあったが、落合は「それも自分の責任です。代表の試合は結果がすべてだと思っているので」と語った。

「こんなんじゃオリンピックでメダルは取れない」

──足首の状態はいかがですか。映像で見ていても、かなり危険なケガに見えましたが。

リバウンドでの着地で足首を痛めました。自分としても痛めた瞬間に「ただのケガじゃないぞ」という実感があって、2日後の予選残り2試合の出場はその時点で正直かなり厳しかったです。自分では歩けなくて、すぐに病院に行って検査をしました。自分もトレーナー陣も骨折を覚悟していたのですが、骨に異常がなかったのは不幸中の幸いでした。その後は回復に努めて、こうやって歩いて帰ってくることができたのは良かったです。

──大会を振り返って、どのような感想ですか?

初戦でラトビア相手に善戦して最後まで分からない状態に持ち込めたこと、ブラジルとポーランドに2勝できたことは本当に良かったと思います。欲を言えば勝つチャンスがあったラトビアで勝ちたかったですね。ただ、代表では結果がすべてで、内容はどうあれ予選を突破しなければ意味がないと僕は思っていたので、まだまだ実力不足でした。コーチ陣から2勝できたことは褒めてもらいましたが、個人的には満足できないし、「こんなんじゃオリンピックでメダルは取れない」と思います。勝ちきる強さが必要になってきます。

──2日目はベンチから仲間の戦いぶりを見ることになりました。

申し訳ないという気持ちでいっぱいでしたが、僕が残念がっていてもチームにとって何のプラスにもならないので、ケガをして出られない状況でも声を出して、チームのために何がプラスになるかを考えてアドバイスしたり、仲間を励ましたり。細かいところでもチームに貢献しようと気持ちを切り替えて、サポートの側に回りました。

落合知也

「ケガをしない身体作りをもっとやらなきゃいけない」

──1日目を1勝1敗で終えて、決勝ラウンド進出には2日目の2試合に連勝するしかない状況で、オーストラリアに敗れました。「自分が出ていれば勝てたのに」という気持ちもあったのでは?

正直ありました。やる前から勝つ自信はあったんです。実際に彼ら3人が戦っていて、自分が入ったら勝てたと思います。負けるにしても、ずっと善戦できたはずです。だからこそ本当に悔しい。結果を出せなかった大会なので、後悔し始めたらキリがありませんが、やっぱり勝ちきれない弱さがあったと思います。

──ケガは後悔しても避けられないものだったと思います。大会を振り返るとブラジル戦の勝利は、ビハインドを背負った状況で落合選手の個人技で流れを変えて、逆転勝利へと持っていきました。そういう面で手応えを感じられた部分もあるのでは?

そうですね。5-9から僕が2ポイントを決めて、アシストを出して同点に追いついたのは覚えています。あの試合も何回も見たので。ブラジルも本当に強いチームでしたし、なかなか流れが来ない状況で僕はチームメートに「我慢し続ければ終盤に相手の足が絶対に止まるから」と声を掛けていました。中盤からああやって追い上げて勝てたのは、本当に良かったですね。

ただケガについて、アクシデントは付き物なので仕方ないと言えば仕方ないのですが、僕自身はケガをしない身体作りをもっとやらなきゃいけないとすごく感じました。今回は全く動けなくなるケガをしてしまいましたが、多少でも動くことができれば試合には出られました。そこは今回の反省で、トレーニングし直さなければいけないと思っています。

落合知也

「僕がプロサーキットで揉まれるのは大事なこと」

──代表活動は一区切りでも、3x3はまさにシーズン中です。ケガはまだ長引きそうですか?

影響しそうではあるんですけど、ただもう来週からフランス、その次には中国のチャレンジャーに出る予定で、休む間もないです。プロサーキットを戦う上ではランキングを考慮してポイントを獲得していかないといけないので。完治してから行くのではなく、やりながら治していくしかないという覚悟です。そういう意味ではガッツリのオンシーズンですから、言い訳なしでケガと向き合いながら戦っていきます。

僕の中ではこのプロサーキットがすごく大事だし、その結果は日本代表にも還元できると思っています。日本代表を強くするという意味でも、僕がプロサーキットで揉まれるのは大事なこと。海外のチームと戦うのは日本が強くなる一番のきっかけですから、そこで結果を求めていきたい。国内でのゲームもあるので、毎週末試合がある中で一つひとつ結果を出していきます。僕自身が日本代表の選手としてのプライドを持って、そこに臨んでいきたいです。