「父の存在が僕をプッシュしてくれた」
6月24日、2018-19シーズンの各賞を発表するNBAアウォーズが開催され、バックスのヤニス・アデトクンボがキャリア初のシーズンMVPを受賞した。
アデトクンボは、6年目の18-19シーズンにキャリアハイとなる平均27.7得点、12.5リバウンド、5.9アシストを記録。プレーオフでは惜しくもカンファレンス・ファイナルでラプターズに敗れたものの、チームを年間60勝、東カンファレンス首位に導く原動力となった。
壇上に立ったアデトクンボは、球団、チームメート、コーチ、家族に対する感謝の言葉を述べ始めると、次第に言葉に詰まり、涙を流してMVP受賞を喜んだ。2年前の9月下旬に心臓麻痺により54歳の若さで急逝した父、そして母と兄弟についてアデトクンボが語った内容は以下の通り。
Giannis gets emotional as he thanks his family after winning the #KiaMVP trophy. ?#NBAAwards pic.twitter.com/c2WrHZMB0k
— NBA TV (@NBATV) 2019年6月25日
「父はもうそばにいないけれど、父が亡くなってから『このリーグのベストプレーヤーになる』、『チームの勝利のためなら何でもやる』、『必ずMVPを受賞してみせる』という気持ちで取り組んできた。コートに立つたびに父のことを考えた。父の存在が僕をプッシュし、よりハードにプレーするモチベーションになったんだ。身体が痛くても、プレーしたくない気分の時も、どんな時もプレーして、正しい行ないをしてきた」
「兄弟にも感謝している。愛しているよ、みんな。僕にとっては、兄弟がロールモデルであり、尊敬している存在だ。僕のためにしてくれていることのすべてに感謝している。そして、僕にとって最高の母にも感謝を伝えたい。本当に素晴らしい母です。母は僕のヒーローです。良い両親は子供の未来を見いだしてくれます。母は僕たちの未来を考え、僕たちの力を信じ、いつだって近くにいてくれました。母は真のヒーローです。家族の支えです。僕にとっての真のヒーローは、母です」
NBAベストプレーヤーの称号を手に入れたアデトクンボが次に達成したい目標は、バックスでの優勝だ。来シーズンも、リーダーとしてチームを引っ張るアデトクンボに期待したい。
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— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年6月13日