未熟児の娘を持つスミスが見せた心温まる対応
キャバリアーズのJR・スミスといえば、一度リズムに乗ったら止められない凄腕シューター。近年ではプレーオフで対戦するチームのエースを抑える『エースストッパー』としても名を上げている。選手としての力量はもちろんトップクラスなのだが、コート外でも話題になることが多かった。
昨年キャブズがウォリアーズを下して大逆転優勝を果たした際には、優勝パレード終了後も上半身裸で過ごす奇行が話題になり、過去にはいざこざを起こすなど素行不良な一面が取り沙汰されることが多かった。
だが、キャブズでプレーするようになってからは素行が改善された。今年1月に娘が生まれ、父親としての自覚がスミスを変えたのだ。
そんなスミスが『母の日』に心温まる行動を取った。
スミスは、クリーブランドクリニックの新生児集中治療室に入院する子供の母親全員に花束をプレゼントしたと、スミスの妻シャーリーさんが自身のブログで明かしている。
彼女によれば、花束を贈るアイディアはスミスの発案だったという。
スミスとシャーリーさんの間に生まれた女の子は、体重わずか453グラムの未熟児として生まれ、同病院の新生児集中治療室で治療を受けている。今月に入り体重も2700グラムを超え順調に発育しているが、自分たちと同じように、生まれたばかりの子供の健康面に気が気ではない家族の心痛が少しでも和らげばと、スミスは今回の母の日ギフト案を実行した。
シャーリーさんのブログによれば、5月17日から始まるセルティックスとの東カンファレンス決勝に向け調整中のスミスは、母の日の練習後に病院を訪れ、愛娘との時間を楽しんだという。
シャーリーさんは、スミスが贈った花束の画像をInstagramに投稿した。
生命の危機を脱した娘からパワーをもらっているスミスは、明日からのシリーズでも『エース・ストッパー』として活躍してくれるはずだ。