B.LEAGUEスタンプで夢が実現! 3ポイントシュートを古野拓巳がマンツーマン指導

2019/06/20
Bリーグ&国内
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古野拓巳

「古野選手の得意な3ポイントシュートを教えてもらいたい」

B.LEAGUEスタンプがこの春に募集した『ドリームキャンペーン』を覚えているでしょうか。希望する選手と「その選手とかなえたい夢」を投票するブッちぎりの企画。この6月、その当選者の皆さんが夢をかなえました!

今回紹介するのは、熊本ヴォルターズのブースターの当選者。震災復興を兼ねたプロジェクトで熊本に来ているそうで、震災の影響でチーム存続の危機にあるにもかかわらず地域を助けるために活動するヴォルターズ、ひいては古野拓巳選手の精力的な姿に心を打たれたんだとか。学生時代に少しだけバスケットボールをやっていたのですが、その後は遠ざかっていたということで、今回の夢は「古野選手の得意な3ポイントシュートを教えてもらいたい」です。

6月某日、熊本ヴォルターズが練習で使っている体育館で、当選者は一人シューティングをしながら『その時』を待っていました。そこに古野選手が登場。「僕なんかで『夢をかなえる』になりますかね」と照れ笑いを浮かべながらの挨拶となりましたが、誰を指名するかは当選者の自由で、それで古野選手が選ばれているのだから、それは正真正銘の『夢』で間違いありません。

挨拶もそこそこに、フリースローラインから早速シュート練習がスタート。バスケ経験はあると言ってもブランクが長い当選者のフォームを直す指示を出していきます。古野選手の指導は厳しく、言葉遣いは丁寧でも細かく徹底した指示を重ねてフォームを固めていきます。すると不思議なことにと言うべきか必然なのか、ある時から急に連続でシュートが決まり始めます!

古野拓巳

「始めた時と比べたらすごく寄っとうから!」

それを確認して、古野選手は当選者をトップ・オブ・ザ・キーへと移動させて、いよいよ3ポイントシュートです。まずは古野選手がお手本。シーズン終了から数週間は打っていないと言いつつモーションに入る古野選手ですが、一投目で見事成功させます。さすが!

さあ今度は当選者の番。ここまでの練習で上半身に無駄な力を入れず、全身を使ったフォームをモノにしたために、ちゃんとリングまで飛距離が出ます。

あとは精度なのですが、夢の実現を前に気合いが入りすぎた当選者は、古野選手が到着する前からかなりの数のシュートを打っていました。何本も何本も打ち続ければ腕が疲れてショートする、それを修正しようと余計な力が入ってシュートの軌道がブレるのは無理もないこと。

当選者は汗だく。夢をかなえる企画なのに、みなぎる部活感。わずかな給水タイムを除けば休憩を挟むこともなく、静かな体育館には当選者の息遣いとボールがリングに弾かれる音、そして古野選手の細かな指示だけが響きます。

「周りが『そろそろ入ってくれるんじゃないか』とザワつくのを感じて緊張した」と当選者が振り返る状況、古野選手から「最初よりもう全然寄っとうから大丈夫!」と檄が飛びます。そこから間もなく、見事にスウィッシュ!

古野拓巳

残り時間での1on1は「目の前から消えますね!」

プレッシャーをかけていた周囲が拍手で頑張りを称える中、まだ時間が残っているということで当選者と古野選手は1on1で対戦。古野選手は余裕の笑みを浮かべながら、エゲつないドライブで抜き去って悠々とレイアップと決めます。「目の前から消えますね!」とは当選者の感想。

こうして厳しくも充実した夢の時間は終了。2人は最後に固い握手をかわしました。当選者は実際に近くで接した古野選手について「ポイントガードで小さい方かと思えば、意外と大きくて。また話し方もとても紳士的でした」と語ります。

ちなみに、古野選手が当選者に贈ったサイン色紙に書き入れた言葉は『下剋上』。学生時代はレギュラーではなく、そこから努力を積み重ねてきた古野選手のバスケットに取り組む姿勢は、この日のコーチングからも垣間見えた気がします。当選者はそんな気持ちを実際に接して感じたからこそ「今後も期待できる!」と、ますます古野選手の応援に熱が入るそうです。