2017年大会以来の優勝を目指すスロベニア代表

ユーロバスケット2025で大会屈指のスター選手となるスロベニア代表のルカ・ドンチッチが、初戦のポーランド戦を前に公式会見に登場した。

ドンチッチはキャリアを通じてNBAの過密日程をこなしながらも、代表活動への参加を続けてきた。近年では、2021年東京オリンピック、2022年ユーロバスケット、2023年ワールドカップ、昨年のパリオリンピック最終予選と国際大会にコンスタントに出場している。

昨シーズン途中にマーベリックスからレイカーズへとNBA史に残る世紀のトレードで移籍。これまで以上に大きな注目を集め、心身ともにタフな日々を過ごしてきたが、それでも代表活動にはいつも通り参加する。

会見でのドンチッチは、「この場にいられることにとてもワクワクしている。国を代表することは常に喜びだ」と代表への愛着を強調した。「僕にとっては簡単な選択で、いつもと同じだ。もしケガをしていたら出場しない。健康であればいつも通りプレーする。僕たちはチーム一丸となって大会への準備をしてきた。開幕が待ちきれないよ」

スロベニア代表は、前々回の2017年大会で優勝し、前回は6位だった。前回大会との変化について問われたドンチッチは、「変化があるのかは分からない。毎日成長しようとしている。3年経ったけど、僕にとって大きく変わったことはないよ」と語った。

また今回、レイカーズ球団代表のジーニー・バス、ロブ・ペリンカGMもスロベニアが戦うポーランドを訪れている。このことについてドンチッチは、「大きな意味がある。長いフライトを経て僕をサポートするために来てくれた。素晴らしいランチもともにした」とチーム首脳陣の支えに感謝を示した。

今オフ、ドンチッチは大幅な減量に成功したことでも話題になった。今大会でどんなプレーを見せてくれるのかが楽しみだ。