第30節の『BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK』が発表された。選出された5つの得点シーンを振り返る。

第5位 中務敏宏(滋賀vs名古屋D)
第4クォーター、残り3秒2点ビハインドの場面から沈めた、チームを延長に導く同点ブザービーター。並里成との接触で倒れ込みながらもノーマークの中務へパスを供給した笹山貴哉の執念も見逃してはならない。

第4位 小島元基(琉球vs京都)
3人をかわして決めた小島のダブルクラッチ。津山尚大を最初の1歩目で抜き去ると、ヘルプにきた大宮宏正のブロックを空中でかわす。さらに手を最大限に伸ばして、ボールをリングの真下からボールを放ることで、後ろに控えていたラモント・ハミルトンのブロックから逃れた難易度の高いダブルクラッチ。

第3位 渡邉裕規→熊谷尚也(栃木vs千葉)
千葉ディフェンスの一瞬の隙を突いて完成させた、渡邉と熊谷のアリウープ。自分のマークが外れていることを確認し、左手でアリウープのサインを送る熊谷。それを見逃さず、抜群のタイミングでパスを供給した渡邉。相手にアリウープを悟らせないために、俯瞰のままパスを送った渡邉のパスセンスが光る。

第2位 比江島慎(三河vs大阪)
第4クォーター残り10秒、5点ビハインドでゴール下からリスタートの場面。タイムアウトを使いきり、猛スピードでドリブルを開始する比江島。ディフェンスに定評のある今野翔太がファウルで止めようとするも、比江島はそれを逆手にとり3ポイントラインの外から強引にシュートを放つ。このボールがリングに吸い込まれ、さらにフリースローを獲得した。結果的に逆転はならなかったものの、『10秒で5点差』でもセーフティリードではないということを証明する驚異のプレーだった。

第1位 岸本隆一(琉球vs京都)
3点プレーとなる、岸本の芸術的ダブルクラッチ。マークに付く川嶋勇人を左への切り返しで抜き去り、モー・チャーロのシュートブロックを警戒してゴールから遠ざかるように踏み込んだ岸本。さらに右手を伸ばし、フック気味のシュートととなりながらも沈めたダブルクラッチ。ボディバランスの高さと、指先の柔らかなタッチが可能にしたダブルクラッチで、バスケットマン憧れの単純にカッコいいシュート。