バックスのシステムに完全にフィット
ラプターズとのカンファレンス・ファイナルに敗れ、あと一歩のところでNBAファイナル進出を逃したバックス。オフにはクリス・ミドルトンらがフリーエージェントになるため、球団は来シーズンに向けた決断を下さなくてはならない。
ミドルトンとの再契約は濃厚と見られているのだが、注目されるのは、同じくフリーエージェントになるブルック・ロペスの去就だ。
『ESPN』によれば、バックスはロペスとの再契約を優先事項として考えているとのこと。3ポイントシュートを新たな武器として身につけ、『スプラッシュ・マウンテン』という愛称を得たロペスは、ヤニス・アデトクンボの周囲にシューターを配置するバックスのシステムに完全にフィット。今シーズンはセンターの中では最多となる512本の3ポイントシュートを放ち、キャリアハイの187本を成功させた。
個人スタッツだけを見ると、平均得点はキャリア最低の12.5得点に終わったが、プレーオフでの活躍は記憶に新しく、バックスも欠かせない戦力として計算していると見られるため、再契約に向けて準備を進める可能性が高い。今シーズンは340万ドル(約3億7000万円)の単年契約という格安の条件だったが、新契約が複数年になるかも含め、その去就に注目が集まる。