逆境に強いブレイザーズのデイミアン・リラード、優勝候補ウォリアーズとの激突を前に「失うものは何もない」

逆境に強いブレイザーズのデイミアン・リラード、優勝候補ウォリアーズとの激突を前に「失うものは何もない」

2017/04/16

写真=Getty Images

下馬評ではウォリアーズが圧倒的に有利だが……

NBAプレーオフ2017が4月15日から開幕する。中でも最も注目されるチームは、ステフィン・カリーとケビン・デュラントが中心のウォリアーズだ。そのウォリアーズは、3年連続してリーグ首位通過を決め、今回は1回戦で西カンファレンス8位のトレイルブレイザーズと対戦する。

ブレイザーズは今シーズン前半戦で苦しんだものの、ラスト25試合を18勝7敗で盛り返し、4年連続のプレーオフ進出を果たした。戦前の下馬評では圧倒的にウォリアーズ有利と見る意見が多いものの、選手たちはシード順にかかわらずシリーズに集中している。

ブレイザーズのエース、デイミアン・リラードは、ウォリアーズ有利の予想について『USA Today』に「自分たちは、どのチームが相手でも勝てると思っている」と語った。

「これがNBAだ。適切なタイミングで正しいプレーが求められる。俺たちは『よく挽回してプレーオフまで駒を進められたなあ』なんて言うチームではない。勝ちたいんだよ。結果が出なくても満足してしまうようなチームではないんだ。誰も俺たちが勝つとは思っていないだろうけれど、俺たちに失うものは何もない」

リラード自身は、ブレイザーズが第6戦までに勝ち上がりを決めると宣言。とはいえ、ブレイザーズは先発センターのユスフ・ヌルキッチが右足腓骨の骨折から復帰できるか微妙な状況で、デュラントが復帰し、チームケミストリー、チームの精神状態を比較してもウォリアーズに分があるのは間違いない。

思えばリラードは、常に逆境に立ち向かうキャリアを送っている。2012年のドラフト全体6位指名を受けながらも低い評価に発奮し、NBA史上4例目となる満場一致で新人王に選出された。また、西の5位で進出した2014年のプレーオフでは、1回戦で対戦した4位ロケッツを下す原動力ともなった。

NBAの厳しさを熟知しているリラードだけに、ウォリアーズの力を軽視しているわけではない。現に昨シーズンの直接対決では、力を出し切った第5戦を落としてシーズンを終えている。だが、短期決戦のシリーズではシード順ではなく、勢いに乗った方が有利ということも過去の経験から知っている。その上で『腹をくくった』リラードがウォリアーズに挑むシリーズは、4月16日からスタートする。

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