ゴードン・ヘイワード

写真=Getty Images

昨年のプレーオフはケガで全休

昨シーズン開幕戦で左足首の脱臼、脛骨を骨折する重傷を負い、復帰までに1年を必要としたセルティックス のゴードン・ヘイワード。復帰1年目の今シーズンは、手探り状態から始まったものの、徐々に自信を取り戻し、セルティックスで初のプレーオフに臨んでいる。

4月21日に敵地で行われたペイサーズとのファーストラウンド第4戦で、ヘイワードはベンチからチーム最多となる20得点に加えて、3リバウンド2アシスト2スティール1ブロックというスタッツを残し、110-106での勝利に貢献。セルティックスはスウィープ(4勝0敗)でカンファレンス・セミファイナルに勝ち進んだ。

インディアナポリス出身のヘイワードは、試合後の会見で「家族の前でプレーできて幸せだった」とコメント。ケガをした足首の状態についても「今も足首の筋力を強化する運動を続けている。ただ、シーズン序盤の時と比べれば状態はかなり良い。試合を経験するごとに自信も取り戻せている」と語った。

昨年のプレーオフは、カイリー・アービングと共にチームに声援を送ることしかできなかった。ヘイワードは「ただ座って見ていて、プレーできないこと以上に嫌なことなんてないよ。特にプレーオフの試合ではね」と、噛み締めるように話した。

「それが今は、こうしてチームメートと一緒にいられて、ペイサーズを相手にスウィープを決められるチャンスも得られた。昨シーズンに起こったことを考えれば、自分にとっては価値のあることばかり。ただ、まだ始まりにしか過ぎない。やるべきことは、たくさんあるからね」

一足先に次のラウンド進出を決めたセルティックスは、カンファレンス首位のバックスと対戦する可能性が高い。カンファレンス準決勝では、レギュラーシーズン中に批判を受けることも多かった彼らの真価が問われる。