ゴードン・ヘイワード

写真=Getty Images

20得点以上をマークした試合で今シーズン負けなし

シーズン序盤こそ苦しんだセルティックスだったが、東カンファレンスのトップ4確定が近づいている。直近6試合で5勝を記録したチームがプレーオフで結果を残せるかどうか、その鍵を握る一人は、大ケガから復帰したゴードン・ヘイワードだ。

4月5日のペイサーズ戦で21得点を記録したヘイワードは、今シーズン初の2試合連続20得点超えを果たし、チームの勝利に貢献。今シーズンのセルティックスは、ヘイワードが20得点以上を記録した6試合で全勝とするなど、彼のスコアリングがチームに良いリズムを与えていることは、結果にも表れている。

ヘイワードは、昨シーズン開幕戦で左足首の脱臼、脛骨を骨折する重傷を負い、復帰までに1年を必要とした。試合勘、リム周辺へのアタックに対する恐怖心とも戦い続けているヘイワードだが、4月5日のペイサーズ戦後「徐々にだけれど、自分のプレーが戻ってきている」とコメントした。「以前より力強くなっているし、相手とのコンタクトへの対応も良くなっている。以前より上手くバランスを取れている。色々な部分が上手く連動し始めている。これからもアタックし続けて、(フリースロー)ラインに立たないといけないね」と、続けた。

今シーズンのヘイワードはベンチからの起用が多いものの、試合を重ねるごとに、オールスターに選出されたジャズ時代の姿を取り戻している。レギュラーシーズンではバックス、ラプターズ、セブンティシクサーズに遅れを取ったが、ヘイワードが本来の姿に戻ったとなれば、プレーオフでセルティックスと対戦するチームは苦戦を強いられるに違いない。

2017年のオフに結成されたカイリー・アービングとのワンツーパンチの真価が、2019年のプレーオフで発揮されようとしている。