2024年の世界ジェンダーギャップ指数は先進国中最下位
ナイキと、イギリスに本部を置く『ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団』は、10月16日から20日にかけて『女の子のためにスポーツを変えるウィーク 〜COACH THE DREAM〜』を開催。日本で活動するスポーツ指導者約50名を対象に、日本の女の子がトラウマに配慮されたコーチングのもと、安心安全な環境で遊びとスポーツ体験にアクセスできるようにするための研修が東京で実施された。
18日に開催されたサミットでは、元女子日本代表のヘッドコーチである恩塚亨氏(現東京医療保健大ヘッドコーチ)ら女子スポーツに携わる著名人がパネルディスカッションを行った。
2024年の世界ジェンダーギャップ指数で、日本は先進国中最下位の118位。ナイキのヴァネッサ・ガルシア=ブリトー氏は日本でこのような取り組みを行う意義について次のように語っている。
「ナイキの50年以上の歴史の中で、日本は特別な位置を占めています。この間、スポーツにおける女性の活躍は目覚ましいものがありましたが、女の子は依然としてスポーツ参加への壁に直面しています。だからこそ、私たちはローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団とパートナーシップを結び、より大きな変化を促し、すべての若者、特に女の子がスポーツのコートやフィールドに足を踏み入れるたびに歓迎され、サポートされていると感じられるようにしていきます」
また、ナイキはこの活動の一環として日本のコーチのために作られた女の子を指導するための新しい指導者ガイドを発表した。同ガイドは、女の子の発達やメンタルヘルスにおいて運動が果たす重要な役割を理解し、社会的・文化的な意識を転換させ、スポーツに参加する女の子により包括的で協力的な環境を作るスキルと知識をコーチに提供することを目的としている。