田原隆徳、牧隼利

田原「ガード陣が増えプレッシャーをかけて、速いバスケをする」

9月24日に行われた『Bリーグ2024-25シーズン ティップオフカンファレンス』で、開幕戦で対戦する滋賀レイクスの田原隆徳と大阪エヴェッサの牧隼利が意気込みを語った。

両チームは10月5日の第1節、滋賀がホームアリーナとする滋賀ダイハツアリーナで対戦。開幕戦から『関西ダービー』が実現した。田原は「ウチのチームは関西のダービー戦で勝率5割以上を目標にしています」と、自身もチームもこの一戦に並々ならぬ気合が入っていることをアピール。さらに2019-20シーズンに大阪に所属していたことに触れ、「大阪は古巣なので、開幕からしっかりホームで連勝していきたいと思います」と続けた。

今オフ琉球ゴールデンキングスより移籍し、初めての関西ライフを送っている牧は、「僕はそんなに面白くないので、関西のノリや空気感にはついていけていないです」と苦笑。「初めて関西で生活して、特に大阪は野球やサッカー、バレーボールなどいろんなスポーツが盛り上がっていると知りました。さらにバスケットで大阪や関西を盛り上げられたら、これまでとは異なる面白い世界が開けるんじゃないかと感じています」と話した。

見事1年でB1復帰を果たした滋賀は、今オフに主力選手の大幅な入れ替えを敢行し、ヘッドコーチも変わった。田原は「若い選手も増えましたし、去年のシーズンとはまた違ったスタイルにはなりますが、ディフェンスでプレッシャーをかけて、速いバスケをする形になります」とコメント。注目選手を問われると、「チームとって彼のアグレッシブさは欠かせない」と、牧の筑波大の1年先輩にあたる野本大智を挙げた。そして、トライアウトや練習生、レンタル移籍などを経験し、紆余曲折ありながらもB1の舞台に立っていることに感謝しつつ、こうした経験を力に変えたいと続けた。

「(レバンガ)北海道から宇都宮(ブレックス)に行ったり、 そこから大阪にレンタル移籍してb2の現場に行ったり、本当にいろんな経験をさせていただきました。今、滋賀でまたB1でやれることは、自分にとって挑戦でもあります。周りの支えでここまで来れましたし、そういうのを感じながら日々やり続けてきました。自分の目標やチームの目標をやり続けることで今こういう風になっているので、これからも自信を持ってやっていきたいです」

一方の牧は、注目選手に関して「チームバスケットがテーマなので、特に誰という選手はいないんですが…」と前置きしたうえで、新加入のマット・ボンズ、ライアン・ルーサー、ヴォーディミル・ゲルンをピックアップ。「3人ともすごく献身的で、チームに尽くしてくれるような選手たちなので、彼らを生かすことも殺すこともできる日本人選手の力量が試されていると感じます」と説明し、「自分もその点でステップアップできるような1年にしたいと思います」と個人としての抱負を話した。

『りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦』第1節、滋賀レイクス vs 大阪エヴェッサは、10月5日、滋賀ダイハツアリーナで14時5分よりティップオフ予定だ。