ラジョン・ロンド

写真=Getty Images

マジック・ジョンソン以来の1試合17アシスト

レイカーズの司令塔を務めるラジョン・ロンドは、2019-20シーズンもパープル&ゴールドのジャージーを着てプレーすることを希望している。

3月29日のホーネッツ戦でシーズンハイとなる17アシストを記録したロンドは、試合後、『ESPN』から来シーズンもレイカーズの一員としてプレーしたいかを聞かれると、「もちろん。ここからは上がっていくだけだからね」と答えた。

「自分が残るか、他の選手が残るかは自分にはどうにもできない。ただ、この球団は素晴らしくて、スタッフも良い人たちばかりなんだ。みんな優しくて、助けてくれる。もしできることなら、これからも球団の成長の手助けがしたい」

1989年にマジック・ジョンソンが記録して以来、レイカーズの選手で1試合17アシストをマークしたのはロンドが初めてだ。ロンドの影響力については、レブロン・ジェームズも認めている。ホーネッツ戦後、レブロンは「彼が楽しく、精力的に、リーダーとしてプレーしていると、それが周りにも伝わっていく」とコメントしたほど。

ロンドは、昨年の夏にレイカーズと1年900万ドル(約9億9700万円)の契約を結んだ。しかし、ロンドによれば、複数年契約というオプションも話し合われていたという。

「複数年といっても、6年契約とかではないよ。でも、僕はまだ33歳だから」

今シーズンは、ホーム開幕戦となったロケッツ戦でクリス・ポールと乱闘騒ぎを起こして3試合の出場停止処分を受けた以外にも、手のケガもあって34試合を欠場した。レブロンが離脱した時期にロンドもプレーできなかった影響は大きく、チームは目標だったプレーオフ進出を果たせなかった。

以前からリーダーシップに関して高く評価されてきたロンドについて、ヘッドコーチのルーク・ウォルトンも、若手に良い影響を与えていると話す。

「彼のリーダーシップは素晴らしい。常にプレーしたがっている選手で、若い選手の良い見本でもある。試合前、試合中でも対戦相手の映像を見ている。練習が休みの日でもジムに来て、技術を磨いて、対戦相手のことを研究している選手だ。若い選手が多いと、彼のような存在は助かる。若手は、あらゆる部分を見ているし、あらゆるところから吸収しようとしているからね」

目標を達成できなかったレイカーズが、シーズンオフにどういう方針で補強を実行するかは分かっていない。しかし、選手、ウォルトンのコメントからも分かるように、ロンドがチームにポジティブな影響を与えられる選手なのは間違いないだろう。

来シーズンもロンドがレブロンらと一緒にプレーすることになるかどうか、レイカーズの決断に注目したい。