八村塁は不発もゴンザガ大は快勝、ベスト16で昨年敗れたフロリダ州立大と対戦へ

2019/03/24
NBA&海外
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八村塁

文=鈴木栄一 写真=Getty Images

36得点を挙げたクラークを支える側に回り、勝利に貢献

現地3月23日、ゴンザガ大はNCAAトーナメントでベイラー大と対戦。試合序盤に2桁のリードを奪うと、常に先行する展開で83-71と押しきった。

前半、ゴンザガ大は平面での激しいプレッシャーをかける守備でベイラー大のリズムを狂わせ、そこから攻守の素早い切り替えによるアップテンポな展開に持ち込む。7-7の同点から9連続得点で流れをつかむと、ジーノ・クランダルがゴール下へと入れるつもりのロブパスがそのまま入ってしまうラッキーな3ポイントシュートもあって19-9と先行する。

ゴンザガ大の勢いは続き、ブランドン・クラークが前半だけで18得点4ブロックと攻守に大暴れ。また、守っては初戦のシラキュース戦で34本中16本成功と大当たりだったベイラー大の3ポイントシュートを10本中1本成功に抑えることで、39-23と大量リードで前半を終える。

しかし、後半になると序盤にゴンザガ大はらしくないソフトな守備で試合に入り、ベイラー大にいきなり3ポイントシュートを連続で決められる。これで流れをつかんだ相手に後半開始2分で怒涛の10連続失点を喫し一気に6点差にまで詰められてしまい、たまらずタイムアウトを取った。

嫌な展開となったゴンザガ大だが、直後にベイラー大は猛追を牽引していたインサイドのマーク・バイタルが4ファウルとなりベンチに下がらざるを得なくなる。この結果、ゴール下で自由度が増したゴンザガ大が、再びクラークを軸に得点を重ねた。

残り14分にリードを2桁に戻した(NCAAはクォーターではなく『前後半20分』で戦う)ゴンザガ大が、その後は危なげなく逃げ切った。

この試合、八村塁は6得点5リバウンドと本領発揮とならず。しかしゴンザガ大は、八村とともにゴール下を支えるクラークがフィールドゴール18本中15本成功の36得点8リバウンド5ブロックと圧巻のパフォーマンス。今日は絶好調の彼をサポートする役割を的確に遂行したと言える。

ちなみに3年生のクラークは、サンノゼ州立大で2年間プレーした後にゴンザガ大に編入。NCAAのルールによって転校した選手は1年間プレーできなくなるため、今シーズンからゴンザガの一員となった。この試合の前まで1試合平均16得点8リバウンド3ブロック以上を記録している。

これでゴンザガ大は16強に進出。相手は昨年のスイート16で敗れた因縁のフロリダ州立大となった。フロリダ州立大は、全米屈指のサイズを備えたチームであり、八村、クラーク、そしてキリアン・ティリーのインサイド陣が、どこまでリバウンド争いで渡り合えるかが勝利のカギとなりそうだ。