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「このチームの一員になって、勝つ側にいるのがどんな感じなのか味わってみたい」

今オフ、ウォリアーズは4度のNBA制覇に貢献した功労者クレイ・トンプソンがFA移籍。昨シーズン、ポストシーズン進出を逃したチームは、ステフィン・カリーの下で再び上位戦線にからむことができるのか、フランチャイズの大きな転換期を迎えている。

トンプソンに変わる新たなシューターとしてウォリアーズが獲得したのは、前セブンティシクサーズのバディ・ヒールドだ。トンプソンと比べると実績面での見劣りが否めない31歳のヒールドだが、ここまでNBAで8年間を過ごし、すべてのシーズンで平均2桁得点をマーク。昨シーズンはペイサーズ、シクサーズの2チームに在籍し、計84試合出場で平均25.7分出場、12.1得点、3ポイントシュート成功率38.6%を記録している。さらに、キャリア通算での3ポイントシュート成功率は40.0%と、シューターとして確かな実績を残している。

ウォリアーズは、公式YouTubeで合流直後のヒールドのインタビュー映像を公開。ヒールドはウォリアーズ加入への喜びを次ように語っている。

「サイン&トレードでの(ウォリアーズ)加入を聞いた時、我を忘れるくらい興奮した。ここ数年、ウォリアーズはずっとプレーしたいと思っていたチームだった。彼らのボールがよく動くスタイル、常に優勝を狙っているチームの姿勢を気に入っていた」

ヒールドは、優勝経験豊富なメンバーたちと一緒に過ごすことで、自身のさらなる成長に繋げたいと続けた。「ステフ(カリー)、ドレイモンド(グリーン)、スティーブ(カー)、アンドリュー(ウィギンズ)のようなメンバーから学んでいきたい。彼らの試合への臨み方に感銘を受けている。このチームの一員になって、勝つ側にいるのがどんな感じなのか味わってみたい」

オクラホマ大時代、ヒールドは4年時にチームをNCAAトーナメント準優勝に導く大きな結果を残した。しかし、NBAではチームの主力あり続けてはいるものの、昨シーズンにセブンティシクサーズでようやくプレーオフ初出場、しかもファーストラウンド敗退と、上位争いにからんだことがほぼない。

ウォリアーズが再び上位争いに加わるためには、「ウォリアーズのカルチャーは勝つことだ」と語るヒールドが新たなエースシューターとして、オフェンスに爆発力をもたらせるかが大きな鍵となってくる。