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55年前に平均30.8得点、12.5リバウンド、11.4アシスト

レギュラーシーズンも残り22試合となり、いよいよラッセル・ウェストブルックがNBA史上2人目の『平均トリプル・ダブル』達成できるかに注目が集まっている。

所属先のサンダーは、西カンファレンス7位。西は4位から7位までわずか1.5ゲーム差のため、レギュラーシーズンの残り試合で順位が激しく変動するだろう。どのチームもプレーオフ1回戦でウォリアーズとスパーズと対戦するのは極力避けたい。サンダーはそのためにウェストブルックの、これまで以上の働きを必要としている。

1961-62シーズンにオスカー・ロバートソンが『平均トリプル・ダブル』という金字塔を打ち立ててから55年、史上2人目となる記録達成はもはや夢物語ではなくなっている。困難なチャレンジではあるが、試合を消化するごとに着々と現実味を増している。

その『伝説』を作ったロバートソン本人は、ウェストブルックの『平均トリプル・ダブル』達成を願っている。

ロバートソンは『NBA TV』に対し、「彼には達成してもらいたい」とコメント。55年という時を経て史上2人目の快挙を成し遂げるだけでなく、ロバートソンが『平均トリプル・ダブル』を達成した当時のスタッツ(平均30.8得点、12.5リバウンド、11.4アシスト)を上回ることだって不可能ではない。

ちなみにウェストブルックの現在のスタッツは、平均31.0得点、10.6リバウンド、10.3アシスト。

ウェストブルックは、3月1日に妻の第一子妊娠をInstagramで公表したばかりで、公私ともにモチベーションは高い。チームを一つでも上の順位に導こうと奮闘する『ミスター・トリプル・ダブル』が残り22試合で見せるラストスパートに注目だ。

チェンバレンの前でジャンプシュートを放つ現役時代のロバートソン。自分以来のシーズン『平均トリプル・ダブル』達成にウェストブルックへエールを送る。