前千葉Jヘッドコーチのジョン・パトリック氏と共闘

川崎ブレイブサンダースは7月8日、佐藤賢次前ヘッドコーチがブンデスリーガ所属のMHPリーゼン・ルートヴィヒスブルクのアシスタントコーチに就任することを発表した。同クラブは今シーズンより千葉ジェッツ前ヘッドコーチのジョン・パトリック氏がヘッドコーチを務める。

奈良県出身、現在44歳の佐藤氏は、2002年から2010年にかけて東芝バスケットボール部(現・川崎)でプレー。2011年より川崎のアシスタントコーチとしてコーチングキャリアをスタートさせ、2019年からはヘッドコーチとして天皇杯2連覇と2度の地区優勝をもたらした。昨シーズンをもってヘッドコーチを退任し、来シーズンは川崎の運営会社である株式会社DeNA川崎ブレイブサンダースに在籍しつつ、ドイツでアシスタントコーチとして活動し、その経験をクラブおよびチームにフィードバックする予定だという。

川崎渉代表取締役社長は佐藤氏について「海外で真剣勝負の場に身を置くことは、多方面で困難が伴いますが、この経験は賢次さんの人生の重要な礎となると確信しています。帰国後、その貴重な経験を川崎ブレイブサンダースに還元してくれることを今から心待ちにしています」とエール。佐藤氏は「今の自分に足りないものは何か自問自答しこの挑戦にたどり着きました。MHP RIESEN Ludwigsburg のためにベストを尽くしてきます。その経験を、川崎のバスケットボール、日本のバスケットボールの未来に必ず生かします。サンダースファミリーの皆さま、これまで本当にお世話になりました。大きくなって帰ってきます!またお会いしましょう!」とコメントしている。