オラクルアリーナでのラストシーズンだからこそ、声援を求めるクレイ・トンプソン

2019/03/11
NBA&海外
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クレイ・トンプソン

写真=Getty Images

カンファレンス最下位のサンズに敗戦

王者ウォリアーズは、3月10日にオラクル・アリーナで行われたサンズとの試合に111-115で敗れた。西カンファレンス最下位に低迷するサンズに敗れたのは2014年11月9日以来のことで、対サンズの連勝も18でストップした。試合後、クレイ・トンプソンは「今シーズンでワーストの敗戦」と語った後、ホームのファンに対し、あることをリクエストした。

「シーズンは長いし、82試合で完璧なプレーをできるわけでもない。ただ、彼ら(サンズ)に負けたのは19試合ぶり。決して気分は良くない。ファンのみんなにも、もう少し試合に入り込んで観戦してもらいたい。もちろん今はプレーオフではないけれど、オラクルで最後のシーズンじゃないか。少なくとも、僕たちが良いプレーをしたら立ち上がって声を送ることはできる。特に試合序盤に声援を送ってもらいたい。今の時期はファンの力が必要なんだ」

トンプソンは、安定しないプレーが続くチームと、ファンの心理状態は似ていると言う。

「みんなの気持ちがプレーオフに向いている時にエネルギーを注ぐのは難しいとは思う。でも試合開始から、ファンのみんなには声援を送ってもらいたい。試合開始から活力あるプレーをしないといけないのは、自分たちも一緒。確かに、毎試合でそれを実行するのは難しいと思うけれど、チームの力になるんだ。サンズ戦だろうと、バックス戦だろうと関係ない。ファンの力が自分たちの力にもなる。だから必要なんだ」

ウォリアーズは、2019-20シーズンから本拠地をサンフランシスコに建設中のチェイス・センターに移す。今シーズン開幕前、ウォリアーズ生え抜き選手のトンプソンは、本拠地として47年の歴史を持つ同会場、それからオークランドのファンへの思いを、こう語っていた。

「オークランドのファンのためにプレーしたい。オラクルでプレーするようになってから、ファンのみんなは40年以上もチームに忠誠を誓ってくれている。サンフランシスコに移ってからは、これまでのように試合を会場で見られなくなるオークランドのファンもいるだろうから、大きなものを残したい。毎試合を楽しみたいね」

「(オラクルでのラストシーズンを)モチベーションとして、チームの力に変える。今シーズン初めてのチームミーティングの時に、スティーブ(カー)も同じことを言っていたんだ。オークランドへの愛情、ファンへの愛情についてね。練習場の壁にかけられている優勝パレードの時の写真を見ていたんだ。そこには、ファンのみんなが喜ぶ様子が収められていた。彼らが幸せなままでいてもらえるようにすることが、自分やチームにとってのモチベーションだから」

ウォリアーズのプレーオフ進出はまもなく確定するだろうが、オラクルでのレギュラーシーズンは、残すところ16試合のみになった。プレーオフを通じてホームコート・アドバンテージを手にするためには、50勝17敗でリーグ首位を走るバックスを勝率で上回らなければならない。1試合でも多くオラクルでプレーするためにも、そして3連覇をホームで実現させる可能性を上げるためにも、ウォリアーズは残り試合でバックスを追い抜きたいと考えているだろう。

残りの試合を消化試合と思っているファンもいるのかもしれないが、今こそ、オークランドのダブネーション(ウォリアーズファンの別称)が力を結集させる時だ。