ONE入りを狙うクラブにとって勝負の新シーズンに
Bリーグは6月18日、同日開催された理事会に関するメディアブリーフィングを実施した。
B3リーグ2024-25シーズンにおけるバスケットLIVEの配信決定、所属選手を対象とした独自のキャリアプログラムの導入などの5つの報告事項のうち、島田慎二チェアマンは「ぜひ周知いただきたい事項」として、『BリーグONE』の入会基準を挙げた。
Bリーグは2026-27シーズンより、現行の『B1』『B2』の2カテゴリー制から『Bリーグプレミア』『BリーグONE(以下ONE)』『BリーグNEXT(以下NEXT)』の3カテゴリー制へと移行する。トップカテゴリーとなる『Bリーグプレミア』の初回審査は今年10月スタート。今シーズンはプレミア入りを狙うクラブが、審査基準をクリアするために集客や売上などで奮闘したが、来シーズンはONE入りを狙うクラブの勝負の年となると島田チェアマンは説明した。
ONEとNEXTの審査が始まるのは2025年4月。初年度にONEでプレーするための『仮入会(旧『仮ライセンス』)』の条件として、リーグは2023-24シーズン、または2024-25シーズン3月末時点で1500名以上の平均入場者数を記録することと公示している。
この「1500」という数字は、新リーグ構想リリース当初の「2400」からコロナ禍を鑑みて引き下げられたものだが、島田チェアマンは「以前の2400人という認識を持たれている方が多い印象がある」とコメント。ONEの仮入会上限数は全体で28〜30クラブとする予定で、1500名以上2400名未満だった場合も、初年度は『NEXTライセンス』でONEに参入できる。
島田チェアマンは「審査がシーズン中の4月から始まることを踏まえると、シーズン前半から飛ばさないといけない。こういったことをファンやスポンサーに周知していただければ」とメディアに呼びかけた。