ジャマール・クロフォード

写真=Getty Images

20年目となる、来シーズンも現役続行を明言

NBA19年目のシーズンを再建途中のサンズで送っているジャマール・クロフォードは、若い選手たちのメンター役を担っている。

今シーズンのプレータイムは、1年目以降キャリア最低の17.6分で、3年目から続いている平均二桁得点も途絶えてしまいそうだが、彼は若い選手の成長を見守るのを楽しめているという。

2月23日のホークス戦後、クロフォードは『Amico Hoops』に「若い選手が、それぞれのキャリアを送る姿を見られるのは楽しい。彼らは自分たちの道を歩み始めたばかり。それが面白いよね。ある選手が、ポイントAからポイントCまで進む姿を見るのは、自分がポイントCまで行くよりもエキサイティングな場合がある」と語った。

まるで指導者のような口ぶりだが、彼にはNBAチームのコーチになる考えはないと言う。「NBAのコーチにはなりたくないよ。高校でなら教えても構わない」

今でも出場すればコンスタントに二桁得点を効率良く決められるクロフォードだが、チーム内で求められる役割の変化も手伝ってか、リーグトップクラスのシックスマンとして活躍した数年前までと比べて、年々スタッツも落ちてきている。それでもまだ現役を引退する考えはなく、来シーズンについて聞かれると、「やるよ」と、笑顔で答えた。

若手の成長を見守るクロフォードも新鮮だが、キャリア20年目の来シーズンは、強豪のベンチから出てきてきっちり仕事をこなす姿を見たいというファンの声も多いはずだ。