カール・アンソニー・タウンズ

写真=Getty Images

復帰戦で34得点21リバウンドの大暴れ

ティンバーウルブズのセンター、カール・アンソニー・タウンズは、交通事故に遭いながらも軽傷で済み、2月25日にターゲット・センターで行われたキングス戦で34得点21リバウンドという大活躍を見せた。

事故に巻き込まれ、NBAが定める脳震盪ガイドラインが適用されたことしか伝えられていなかったが、その詳細を知れば知るほど、今回のケースが奇跡に近かったことが分かる。

先週の木曜日、タウンズはウルブズのトレーナーが運転するSUVに乗車し、空港に向かう途中だった。高速道路を走行中、後方を走っていた荷台付きのトレーラーに衝突され、コントロールを失った。幸いにもタウンズは軽傷で済み、この事故で死傷者は出なかった。

キングス戦前にメディアの取材に応じたタウンズは「助かる確率は5%くらいだったと思う」と、事故を振り返った。

「この3日間は、感謝しきりの毎日だった。こうやって皆さんの前で話ができていることに感謝している。生存率は5%くらいの事故になっていたかもしれない。その5%にあたったし、その内の4%は重傷を負うような事故だったかもしれなくて、幸いにも自分は残りの1%に該当した。全員が無事で良かった。全員が生きていられる。もっと酷い事故になっていた可能性だって十分あった」

タウンズは、シートベルトの着用に助けられたと話している。

「あの日、自分が死んでいた可能性だってある。助かった理由の一つは、間違いなくシートベルト。もしシートベルトをしていなかったら、きっとフロントガラスを突き破って外に放り出されていた」

復帰戦のパフォーマンスを見る限り、事故の影響は無いに等しい。1年目から続いていた連続先発出場試合数は303で止まったが、九死に一生を得たことに感謝するべきだろう。