マイルズ・ターナー

開始7分でポーティスが退場となるアクシデントに見舞われたバックス

ペイサーズがホームにバックスを迎えたプレーオフファーストラウンド第4戦。

バックスはヤニス・アデトクンボとデイミアン・リラードがともに欠場と苦しい戦いを強いられたが、さらに先発起用のボビー・ポーティスが第1クォーター開始7分で2つのテクニカルファウルをコールされ退場となる事態に。それでも、クリス・ミドルトンが13得点、ブルック・ロペスがも12得点を挙げ、前半は64-67と互角の戦いを演じた。

しかし、後半に入るとホームのペイサーズが主導権を握る。タイリース・ハリバートンの3連続3ポイントシュート成功で一気にリードを2桁に乗せると、このクォーターだけで14本中7本の長距離砲を沈める高火力なオフェンスで残り2分半には17点までリードを拡大した。

最終クォーター序盤に0-7のランを受け6点差まで迫られたものの、この日7本の3ポイントシュートを沈めたマイルズ・ターナーの連続長距離砲により再び2桁リードを築いた。こうして最大のピンチを切り抜けたペイサーズが2桁前後のリードを維持し続け、126-113で勝利した。

ペイサーズは7本の長距離砲を沈めたターナーを筆頭に、プレーオフのフランチャイズ記録となる22本の3ポイントシュートに成功(51.2%)し、8人が8得点以上というバランスアタックを披露した。この勝利でシリーズ通算3勝1敗とし、2014年以来の東カンファレンスセミファイナル進出に王手をかけた。

がけっぷちに立たされたバックスだが、4月9日に左ふくらはぎを痛めて以来プレーしていないアデトクンボと第3戦で右足のアキレス腱の痛みが悪化したリラードが復帰できるかは分かっていない。