バスケ日本代表がイランとの打ち合いを制し勝利、ワールドカップ出場に大きく前進

2019/02/22
日本代表
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比江島慎

文=鈴木健一郎 写真=FIBA.com

比江島24得点、ファジーカス26得点の大暴れ

バスケットボールのワールドカップ予選Window6、日本代表はアジアの強豪イランとアウェーで対戦。序盤からハイスコアゲームとなったがリードを保ち続け、97-89で完勝。連勝を7に伸ばすとともにグループ2位へと浮上し、ワールドカップ出場に王手を掛けた。

試合開始から『日本のエース』比江島慎がフィジカルの強いイランを相手に強引な仕掛けから得点を連発してチームを勢いに乗せる。竹内譲次が早々に個人ファウル2つでベンチに下がるも、代わって入った太田敦也が我慢のディフェンスに加えてニック・ファジーカスとのホットラインで好アシストを連発。

日本代表はこまめに選手を入れ替えるローテーションで、常にコートに立つ5人のフレッシュさを保ち、立ち上がりこそリバウンドでイランに圧倒されるも、次第に盛り返した。第2クォーターに入って田中大貴の3ポイントシュート、ファジーカスのパスで走った馬場雄大がダンクを決めてリードを2桁に広げ、前半を折り返す。

イランはエースのモハマド・ジャムシディが圧倒的な得点能力を発揮するも、試合トータルでも38分40秒とほぼフル出場ではプレーの強度を保ち続けることができない。田中が、馬場がとメンバーを代えながら粘り強くマークする日本のディフェンスの前に、次第に勢いを失っていった。

後半に入ってオフェンスを引っ張ったのは、前半はファウルトラブルでベンチにいる時間が長かった竹内譲次。味方がリバウンドを取れると判断するや猛スピードで攻め上がり、第3クォーターだけで3つのファストブレイクを決め、日本の勢いをさらに加速させた。

終盤、追い詰められたイランはプレッシャーディフェンスで日本の出足を止め、難しい3ポイントシュートを立て続けに決めてビハインドを一気に詰める。残り1分44秒で6点差まで詰め寄られるが、ここでボールを託されたファジーカスが、ミドルポストからの難しいジャンプシュートをファウルを受けつつもねじ込んだ。さらに残り40秒、比江島が自身24得点目となるシュートを決めてダメ押し。最後まで崩れることなく、イランを振り切った。

リバウンドで29-45と圧倒され、特にオフェンスリバウンドは23本を奪われ苦しんだが、フィールドゴール成功率60.7%(56本中34本成功)、フリースロー成功率84.6%(26本中22本成功)とシュートタッチが良く、激戦となった打ち合いを見事に制した。