今週中の復帰が濃厚で、現地2日のサンダー戦に出場する可能性も
戦線離脱中であるセブンティシクサーズの大黒柱ジョエル・エンビードが、復帰間近なコンディションになっていると『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏が報じている。同氏は今週中の復帰が濃厚で、さらに現地2日のサンダー戦に出場する可能性もあると続けている。
30歳のエンビードは今シーズン開幕から好調をキープ。1月22日のスパーズ戦での70得点を筆頭に、1試合30得点10リバウンド以上を安定して記録していた。しかし、30日のウォリアーズ戦で左膝の半月板を痛めて手術を行い、以来欠場を続けている。
離脱前のエンビードは34試合出場で平均35.3得点、11.3リバウンド、5.7アシストと圧倒的なパフォーマンスを見せていた。エンビードの長期欠場前、シクサーズは29勝17敗でイースタン・カンファレンス5位だったが、現在は40勝35敗のカンファレンス8位。絶対的なエース不在の中で11勝18敗はよく踏ん張っているとも言えるが、プレーイン・トーナメント回避でポストシーズンを迎えるためにも、なんとしても6位には浮上したいところだ。
現地1日終了時点でカンファレンス6位のペイサーズとは2.5ゲーム差、7位のヒートは1.5ゲーム差と苦しい状況だが、エンビード復帰はチームにとってこれ以上ない起爆剤となる。また、たとえ6位にまで届かなくても、エンビードがプレーイン・トーナメントでのぶっつけ本番ではなく、実戦の感覚を取り戻した上でポストシーズンを迎えられるのは大きなプラスだ。
またエンビード離脱の間、シクサーズは2月にバディ・ヒールド、キャメロン・ペインと2人のベテランを補強。シクサーズに加入後ペインは平均10.3得点、3.0アシスト、ヒールドは平均12.8得点、3.5リバウンドと主力の一員となっている。彼らとの連携も含め、エンビードができるだけ多くの試合をこなしチームにフィットした状態でレギュラーシーズンを終えたいところだ。