1桁差にされてからレブロンが試合を支配

レイカーズがアウェーでネッツと対戦し、いきなりロケットスタートを見せる。アンソニー・デイビスのフリースローで先制すると、直後には八村塁が3ポイントシュートを狙う。これは外れたものの、こぼれ球を確保した八村は冷静な状況判断からゴール下にパスを送り、デイビスのアリウープを演出した。さらに八村はオースティン・リーブスとの連携プレーからゴール下に侵入し、豪快なダンクで初得点を挙げると、トランジションからコーナースリーも射抜いた。レブロン・ジェームズも速攻のアシストを何度も決め、攻守が嚙み合ったレイカーズは開始約6分で17-0のビッグランに成功した。その後も攻守で上回り、31-11で第1クォーターを終えた。

第2クォーターに入ると、キャム・トーマスやニック・クラクストンに高確率で得点されてしまうが、この日シュートタッチが好調なレブロンが連続で3ポイントシュートを沈めてリードを保つと、八村は合わせからのダンクやポストプレー、カウンタードライブからのレイアップと多彩なフィニッシュで加点し、このクォーターも36-33と上回った。

後半開始約2分、合わせからシュートファウルを獲得した八村がフリースローを2本とも沈め、この試合最大となる26点差までリードを広げたが、そこから徐々に失速。このクォーターだけで5本の3ポイントシュートを決められ、さらに11本ものターンオーバーを喫し、11点差まで詰められた。そして、最終クォーターのファーストオフェンスでトーマスにステップバックスリーを許し、ついに点差は1桁に。しかし、ここからレブロンが試合を支配していく。直後にディープスリーを射抜いて、リードを再び2桁に乗せると、その後も2本連続で3ポイントシュートを決める。外が警戒されれば、パワフルなドライブから豪快なダンクを叩き込み、フリースローでも着実に加点。最終クォーターだけで4本すべての長距離砲を射抜き、17得点を挙げたレブロンの活躍で再びセーフティリードを得たレイカーズが116-104で快勝した。

レブロンはキャリアハイとなる(10本中)9本の3ポイントシュートを沈め、ゲームハイの40得点を記録。八村は1本の3ポイントシュートを含む、フィールドゴール12本中8本を成功させ20得点を挙げ、さらに10リバウンド4アシスト1ブロックとマルチに活躍し、勝利に貢献した。