奮闘したガーザを絶賛「彼はチーム全体のエナジーを底上げしてくれる」

ティンバーウルブズは現地19日、ナゲッツとの西カンファレンス上位対決で112-115と競り負けた。これで西地区の3強はサンダーが47勝20敗、ナゲッツが48勝21敗、ウルブズが47勝22敗となっている。

惜しくも敗れたウルブズだが、ルディ・ゴベア、カール・アンソニー・タウンズとNBA随一のツインタワーに加え、2人が故障離脱を受けて奮闘していたナズ・リードも欠場していた。主力ビッグマンが3人も不在だった中、ベストメンバーのナゲッツ相手に最後までもつれる互角の戦いをできたのはプラス材料だ。

ウルブズのマイク・コンリーは、第4クォーターに全得点となる13得点を挙げ、6リバウンド5アシストと、安定のプレーを披露した。36歳の司令塔は、負けたことへの悔しさはありつつ、「僕たちは今のチームに自信を持っていて、お互いを信頼している。今夜、リーグを代表するチームに対し僕たちは強い気持ちを持ち、誰がいなくても対抗できることを示せた」と手応えを語る。

このチーム力の底上げの象徴的な選手となったのが、3年目のルカ・ガーザだ。アイオワ大時代はNCAAを代表するスター選手として活躍していたガーザだが、スピードなど身体能力が決して高くないことでNBAへの適応に苦しみ、ここまで出場機会は少なかった。それがこの試合では22分の出場で11得点6リバウンドとキャリア屈指のプレーを見せた。

コンリーは次のように、ガーザへの信頼を語る。「ルカはチームに合流した初日から試合で活躍する準備ができていた。彼は練習の時から試合のようにプレーしている。彼は僕たちが必要としているエナジー溢れる選手で、チーム全体のエナジーを底上げしてくれるんだ」

また、ビッグマンがいない現在の状況も「プレーオフに向けて助けになると思う」とポジティブに捉えている。「相手は時にスモールラインナップをやってきて、僕たちのビッグマンを交代させようとしてくるはずだ。そういう時、自分たちのスモールラインナップがオフェンスでどんな形で戦えるかを知ることができている。ここから学ぶことで今後に生かせるよ」

タウンズ、ゴベアの不在が大きな痛手であることは間違いない。だが、今のウルブズは与えられた状況でしっかりとベストを尽くしている。この頑張りは、これからの大一番で役に立つはずだ。