トム・シボドー

48分フル出場、トリプル・ダブルのハートは「いくら賞賛しても足りない」

ニックスは現地18日、ウォリアーズと対戦。ジェイレン・ブランソンが34得点、マイルズ・マクブライドが29得点とガードコンビの爆発によって119-112で競り勝ち、連勝を4に伸ばしている。

ニックスは右ヒジの手術による約1カ月半の欠場を経て復帰したOG・アヌノビーが、再び右ヒジの痛みによって痛恨の離脱。ジュリアス・ランドル、ミッチェル・ロビンソンの両ビッグマンも欠場している。満身創痍の中で価値ある勝利をもぎとったニックスのトム・シボドーヘッドコーチは、次のように選手たちを讃えている。

「このチームは、1年を通して強い気持ちで戦い続け、タフネス、団結力があることを証明している。だからこそ私たちは勝てるという信念を持っている。ディフェンス、リバウンド、ターンオーバーを減らすことを常に話している。そして今夜は特にボールをうまくシェアできた」

また、48分フル出場で10得点11リバウンド11アシストのトリプル・ダブルと攻守でチームを支えたジョシュ・ハートについては「ジョシュの仕事については、いくら賞賛しても足りないくらいだ。彼の示したタフネスは、私たちにとって大きなモノだった」と絶大な信頼を寄せている。

ちなみにこの試合、ハートに加え、マクブライドも4631秒とフル稼働だった。この意図をシボドーはこう明かす。「もう1人シューターを増やしたかったのが理由だ。ブランソンに対して、相手が2人目のディフェンダーを送っていた。だから、3ポイントシューターを追加した。それが違いを生み出したと思う」

この戦略が見事にはまり、マクブライドは3ポイントシュート9本中6本成功の大暴れで、勝利の立役者となった。右ヒジの痛みが再発したアヌノビーの復帰時期は不透明で、ニックスの苦境は続いている。だが、それでも十分な競争力を備えていることを改めて証明する大きな勝利となった。