男子日本代表

馬場がゲームハイの24得点を記録

バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング26位)がアジアカップ2025予選で中国代表(同29位)と対戦した。

日本の先発は河村勇輝、比江島慎、馬場雄大、吉井裕鷹、ジョシュ・ホーキンソンの5人。日本は比江島のキックアウトから馬場がコーナースリーを成功させたが、その後は形は作るもフィニッシュが決まらず得点が伸び悩んだ。守っては210cmのフー・ジンチゥのインサイドプレーを止められず、セカンドチャンスポイントも許し、開始約3分半にはジンチゥに3ポイントシュートを射抜かれて3-12とされた。

しかし、ホーキンソンがオフェンスリバウンド奪取から3点プレーを挙げて流れを変えると、ディフェンスの強度が高まり、連続でターンオーバー奪取に成功。さらに井上宗一郎がノーマークの3ポイントシュートをしっかりと2本連続で沈めて、同点に追いついた。

第2クォーターを19-20で迎えた日本は馬場の3ポイントシュートですぐに追いついたが、前掛かりなディフェンスを突破され、連続で長距離砲を許したことで追いかける展開が続いた。それでも

テーブス海との合わせからホーキンソンがダンクを決めるなど、連携が徐々に出始めると、テーブスのタフなディープスリーが決まり、富樫のキックアウトから馬場も3ポイントシュートを成功させて逆転。その後、中国の反撃も食らったが、ホーキンソンを休ませながらも38-38の同点で前半を終えた。

後半に入ると、中国のセカンドチャンスポイントをなかなか食い止められなかったものの、比江島が得意のステップから速攻を成功させ、馬場が比江島との合わせからリバースレイアップを決めるなど、オフェンスの質で上回り先行した。そして、馬場と富樫が長距離砲を射抜くなど、理想とするディフェンスを一度収縮させてからのアウトサイドシュートが決まったことで、55-51とリードして最終クォーターを迎えた。

その後拮抗した展開が続いたが、残り約5分、河村がトップから強気に3ポイントシュートを沈め、66-59としたところで中国はタイムアウトを要請した。その後、インサイドから連続失点するなど中国のインサイドアタックに苦戦したが、河村がステップバックスリーを決め、馬場が積極的なアタックからフリースローを誘発するなど、終盤までリードを保つ。そして残り1分9秒、比江島とのダブルチームからホーキンソンがパスカットに成功し、そのままワンマン速攻を成功させて75-70。直後のディフェンスで24秒バイオレーションを誘発した日本がそのまま押し切り、76-73で中国から88年ぶりとなる勝利を挙げた。

日本は馬場がゲームハイの24得点を挙げ、ホーキンソンが14得点、河村が12得点で続いた。